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2007年7月19日

中越沖地震について

新潟中越地方の方には、前回の中越地震の記憶も新しいなかで、続いてこのような震災に見舞われ、亡くなられた方にはお悔やみ申し上げます。
 連日のマスコミの報道で「木造が倒れた」「木造がつぶれてた」「瓦が重いからつぶれた」などなど・・・・木造を専門で建てている者にとって、聞くに堪えない報道です。
 これで、全国でまた、古い伝統木造建築が姿を消すスピードが増したでしょう。マスコミは、見たままの報道をしているわけで、決して間違った報道をしているわけではないかもしれないけど、聞いてる人によっては、木造が弱いような表現でもある。
 建っていた建物の90%以上が木造建築であったわけだから、倒れた件数が多いのも仕方ないし、古いメンテナンスのされていない建物で、明らかに店舗や車庫などに1階を利用していたアンバランスな建物が倒れているようだ。
 逆にいえば、木造が全部倒れたわけでなく、ちゃんと建てた木造は90%以上倒れていないわけで、強い証拠にもなるのではないだろうか。
 また、今回も地盤が軟弱である場所の建物が圧倒的に倒れているわけで、木造自体が弱いということにはならないと思う。大切なのは、地面の中である。
 瓦は、阪神大震災以降、土葺きが減り、引っかけ葺きが大半であり重量もかなり軽減されて、最近の建物では特に大きな問題はないと思う。
 この機会に、プレファブメーカーの逆宣伝に使われてしまわないかと心配である。
 未来のゴミを大量にストックしている石膏ボード住宅が日本の伝統建築になってしまうのだろうか?そんなことは絶対に許されない。私たちは、ちゃんとした説明ができるように知識を持つ必要がある。