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2010年3月15日

山梨県最古の民家!カムナビの家!予備調査

カムナビの家(御師の家-槙田家)
カムナビとは、神の住む場所を指します
富士山を神と崇め、富士登拝の拠点である北口富士浅間社のある富士吉田市に今回訪れたカムナビの家はある。
文献によると元亀3年(室町後期、信玄がなくなった翌年)
にこの地に移ってきたという記録がある。
それ以来、富士登山の御師として富士講の人たちが泊まる神聖な場所として富士スバルラインができるまでは、多くの人たちがここに宿泊してから富士山への登頂を目指した。
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街道から奥まったところに御師の家は並ぶ
今も名残のある家が立ち並ぶ
間口10m奥行き200mという敷地は圧巻である
中門がある
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中門をくぐると水路がありその橋を渡り、蔵の横を通ると母屋が現れる
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玄関の間8帖
ここの柱も400年以上経っているチョウナの跡をみせる
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下段の間12帖
面取りのしてある柱は、農家とは違う丁寧な大工の仕事を見せている
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梁に残るチョウナの痕跡がくっきり写る
明治初期に改修がなされており、時代の違う材が一目でわかる
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床下は、伝統構法の典型である石端建て
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屋根裏
当初の束と思われる材料が今も屋根を支える
屋根はトントン葺き(ヘギ板)
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調査の合間に皆さんでおいしい自然食のランチ
木の家ネットの事務局の持留家、渡邉さん、北山さん、大江が参加して今後の保存や宿としての再開を目指して、協議しました
重要文化財級のこの建物を
来月は、近くの方たちで、ボランティアでお掃除の予定です
こういう国民の財産が、耐震が足らないという理由だけで、宿として営業することもできず、あとでできた法律に縛られてしまう日本はどこか間違っていると実感してきました。
ご神殿の前の鶴の間に一泊させていただき、先人の多くの人が富士登頂を思い、ここに泊まったかと思うと興奮してなかなか寝付けませんでした
山梨生まれとしては、ご縁を頂いた神様と当主である槙田ご夫妻に感謝です