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2006年1月12日

法隆寺の土塀

3年ぶりに法隆寺を訪ねた。
南大門前に以前はあった無料の駐車場がなくなっており
お土産屋さんの無料駐車場にとめることとなった。
法隆寺の南大門を抜けると両側に土塀がある。
この土塀は法隆寺の数ある土塀の中でも
最も丁寧に施工されている。
今から10年ほど前に
法隆寺の宮大工棟梁である
故西岡常一棟梁の御自宅に伺ったときに
法隆寺には学ぶところがたくさんあり
土塀ひとつとってもたくさんのお話をうかがったことを思い出した

この土塀は、新しい粘性土に混ぜて、古土も入れながら
焼き杉の板の型枠をいれて、一寸○の樫の棒で丁寧につついて
押し固め、1寸の厚みずつに層をなしていく構造
コンクリートよりも耐久性があると言われてた
壁の上の方は軒下となるため
施工した当時の型板の木目が残っている
下部は、雨により侵食されている

風雨にさらされても強い土の壁
上部には型板の木目が残る

この土は大きな鉄のなべで一度焼いてあるそうだ
昔は、法隆寺の中にそのなべがあったそうで
それを探しに行ったけど
棟梁の言われた場所にはなかった

夢殿へと向かう通路の南側の土塀
あきらかに土の積みかたが違う
一度に3寸から4寸の厚みで固められている
古い瓦も混じっている
丁寧さがぜんぜん違うから
持ちも違うんだろうなあ

だから丁寧な仕事しないと