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2008年3月18日

稲荷社用のかざり金物の製作

昨日、午後から大工さんの藤井氏と新しくできたばかりの第二名神を通って、京都へ金物の打ち合わせに行ってきました。事務所から2時間で到着しました。便利になりました。訪ねたのは、京都の西本願寺の南側で、神社仏閣の建築につける金物を製作している(有)松村錺さんです。松村さんは、息子さんと職人さん3人の計5人で銅板を加工して金物を製作する作業をされてます。

今回使用する舟形錠前です
金メッキする前の状態で、扉の厚みに合わせてバランスを考えております
この鍵は、一本一本手作りで製作されてます
細かな彫刻がされております
お社の正面の扉の真ん中に取り付けられます

(写真中央は、松村さん、右は、藤井棟梁)

破風板につける金物です
浮き彫りが施してあります
素地は銅ですが、これから金箔を張って仕上げます
彫り方には、平彫りと浮き彫りがあります
大きさや場所によって使い分けます

金箔仕上げと金メッキ仕上げの両方が選べますが、今回は、見比べた結果金箔仕上げといたしました。金箔仕上げは艶消し

奥のパソコンの前に座っている方が息子さんで、跡取りさんです
今は、社長さんで、親父さんが会長さんになったそうです

手前の職人さんは、銅の板を削って柱に巻く金物を製作中です

一日座りながらの作業、大変なことだと思います

鏨(たがね)で模様を刻印しながら丁寧に進められます

鏨の種類は1000本以上
全部自分で道具も製作します
切り落としのための鏨や模様をつけるためのものなど
道具の場所を覚えるだけでたいへんだそうです

今回、この工房を訪ねて、こういう伝統文化を地道に伝える職人さんがいるからこそ
日本の文化が守られているのだと実感しました

今回、見る機会に恵まれ、感謝いたします
注文した金物の完成は、一か月後です
楽しみです