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日本の伝統 漆の技術

今日は、長野県平沢宿にある春野屋の小林さんを訪ねました
約60年前に購入され骨董となった座卓の漆が古くなりましたので、漆をもう一度かけてもらうために工房へ行きました。
小林さんとは、かれこれ14年ほどのおつきあいで、住宅の床や浴槽などの漆塗りをお願いしてます。

写真は、漆を乾かすムロです

このおわんどちらが高価でしょうか?
右のほうが持つと左の2倍以上の重さです
木地の厚みが右のほうが厚いです
左は、軽くあがります
右と左では、価格が2倍違います

もちろん軽い左側が高価です

でも、右の重いほうが高価と思っている方もいます
軽いほうが、薄く木地をつくるには技術と良い材料がいりますから高価です

右は、中国製の木地で
その分割れやすいこともあり重いそうです
重いほうが、立派そうにもみえますが・・・

これは、製作段階の見本です
光輝くのは、玉虫の羽です

法隆寺にある玉虫の厨子にも使われた装飾の究極でもあります
本来は、漆を塗ったあとに張っていきますから
年数を経ると玉虫の厨子のようにほとんどはがれてしまいます

それを埋め込む技術を発明したのが
小林さんです
京都の有名旅館の床の間にも使われています

製作途中のものでこの作品はまだまだ完成に時間がかかるそうです
上品な輝きです

いつか、この技術を生かせる床の間が造りたいです

試作品の玉虫のストラップをいただいてきました

 
 
 

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