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2006年4月30日

甲府城レポート14

東土塀建て方
栗の土台(5寸角)、ヒノキの柱(6*5寸)で仕上げ高さ8尺5寸の土塀を石垣の上に建築します
控え柱(1*0.8尺)もヒノキで掘っ立てとなります
仕上げは竹小舞の上に荒壁、中塗り、
漆喰となります

仮屋根も仮設であり、雨に日でもできて快適です
高いところでの作業ですので転落に注意しながら作業を進めます
風が強い日は要注意です

屋根の垂木を取り付けたところです
土塀は石垣のカーブにあわせて曲線となります
今回の施工分は、長さ16間4尺あります


2006年4月28日

甲府城工事レポート 13

山手門軒裏
塗籠めにするための下地として、割り竹に藁縄(一部シュロ縄)を巻いた物を釘付けしています。これに土をつけて、最終的に仕上げとして漆喰を塗ります。

山手門脇土塀
軒天、壁はすべて塗籠めとなります。垂木横には○竹に藁縄を巻いたもので下地をつくり、仕上げは半○になります。これから何回も塗重ねてていきます。

地元の左官屋さんが、毎日こつこつと、現場の寸法にあわせて、一本一本丁寧に縄を巻いてます。気の遠くなるような細かい根気のいる作業です。下地つくりが一番時間がかかるようです。

現場で、荒壁ようの土を養生しています。藁が混ぜられ、発酵するのを待ってます。これから暖かくなるので、早く発酵が進むでしょう。

(大江は、この工事の木工事の下請け工事監理として参加してます)
元請は、地元JVです


2006年4月27日

甲府城レポート12

山手門先日建てた、山手門には仮上屋がかかり、雨の日でも工事ができる状態になりました。

山手門脇柱の屋根です現在屋根下地のさわら板1分厚 長さ1尺 拭き足2寸の土居葺き(こけら葺き)中です

山手門屋根の屋根下地
丁寧に下地が葺かれていきます
ゴムシートなんかひきません
一般住宅ではこんなことなかなかできませんよね
技術は継承していきたいですね


2006年4月24日

ワークショップ報告

2006/4/21に森林認証・地域材認証と森林管理・木材利用に関するワークショップが80名もの参加者を集めて開催されました。
私も参加してきましたが、森林の専門家ばかりのなかで、建築側としての発言をするタイミングがなく、ちょっぴり残念でした。認証林の今後の展開に期待したいです。

詳しくは、東大のHPにて

http://www.uf.a.u-tokyo.ac.jp/aichi/Aichi-HP2006/ibento/FSCworkshop.html

4/22は、朝から愛知東大演習林の見学会でした
70年も前から森から流れ出る水の量を計測したり、気象データーも蓄積されている研究者の努力の賜物
表土の流出は、今深刻な問題ですからね。

リタートラップといって、森林に落下してくる葉っぱ、実や鳥の糞まで量や種類を分析しています。○くてちょうど1m2あるそうです。これが森のあちこちに設置してあります。

スギの品種が30種類以上40年前から植林され実験がされてました
区別がつきませんでしたけど
間伐がそろそろしなくちゃいけない状態の林にみえました(笑)

立派なヒノキの林があります
1965年に植林されました

天気にも恵まれ2時間30分のハイキングは最高でした
春の花もいっぱい咲いてました
わらびも少し採集させていただきました


2006年4月18日

「近くの山の木で家をつくるスクール名古屋2006」のご案内

今年もやります
6月17日スタート(変更しました)

「近くの山の木で家をつくるスクール名古屋 」(略称:近山スクール名古屋)は,「近くの山の木で家をつくる運動」を推進する「NPO法人 緑の列島ネットワーク」の共催のもと、 名古屋工業大学「木の文化研究フォーラム」が主催する「木と木造」を学ぶための学校です。
 「近くの山の木」で長持ちする木の家をつくることへの関心が、近年益々高まってきました。持続可能な「木の家」をつくることは、 日本の山々の再生につながるだけではなく、その山々を源流とする流域全体の環境を守ることにもなります。さらに、住まい手の健康に配慮した住空間の形成、 伝統技術を次代に継承する上でも不可欠であるといえます。その大切さを理解し、実践する人材を育てる事を目的とした「近くの山の木で家をつくるスクール名古屋 」 (略称:近山スクール名古屋)も今年で4年目を迎えることとなりました。
昨年に引き続き、各方面でご活躍の森と木の文化についてのスペシャリストの方々に、講義とフィールドワークをお願いしております。
今年は、昨年の基本的な方針を継承しながら、「山の現状と今後のあり方」、「木を活かした住まいづくり手法」、「木造住宅の防火性能の検討」、 「木造建築の構造的理解」などをテーマとした専門家向けの講座とさせていただきました。 設計士、工務店、大工や左官などの職人の皆様など建築に携わる多くの方々に受講していただきたいと考えております。 また、一部のフィールドワークを森林や健康な住まいのあり方などに興味のある市民の皆様に受講していただけたらと考え、一般公開講座としました

詳しくは下記まで
http://www.green-arch.or.jp/school_chikayama_nagoya_annai_2006.html


2006年4月14日

森林ワークショップ開催4/21~22

森林認証・地域材認証と森林管理・木材利用に関するワークショップ

2000年以降、FSC、PEFCなどグローバルスタンダードの森林認証を取得する森林所有・経営者が日本でも増えてきています。 2003年には日本独自の森林認証制度であるSGECが創設されました。一方、地産地消、産直住宅、ウッドマイレージなどの 運動を契機として県産材認証、地域・流域材認証を創設する動きも最近加速しています。
多くの森林所有者が森林管理に無関心で、放置林が増えつつある現状の打開に向けて、森林認証や地域材認証への期待が高まってきています。
このような期待に応えるためには、理念の構築のみならず、その実践に向けた先進的な行政・所有者・事業者・市民・研究者・ボランティア等の 協働が必要となります。
 本ワークショップは、このような協働が今後具体的に取り組まれることが期待される地域に関係者が集い、意見交換することにより、 理念を共有すると同時に、今後どのように実践的取組みを進めていけばよいのかを議論することを目的として開催します。

日時 :2006年4月21日(金) 13:00~17:00(引き続き、17:30~ 懇親会、
翌22日9:00~ 演習林見学会を開催)

会場:パルティせと 4階 大会議室

主催:東京大学愛知演習林

後援:NPO法人緑の列島ネットワーク・あいちの木で家をつくる会

詳細については
http://www.green-arch.or.jp/net_news.html#060316

お申し込みの上ご参加ください


2006年4月5日

甲府市歴史公園 木工事レポート11

4月3日より現場へ大工5名と私の6名にて借家に泊まりながらの作業を開始しました。
まずは、山手門の建て方です。
本日はあいにく雨が降って作業は中止。
よってブログを書ける時間ができました。
昨日までの工事経過です。

まずは、柱を据えるために台座となる石へ柱を光りつけするために、型とりの作業です。
柱と同じ大きさの型をつくり、ベニヤに石の表面の凸凹を移しとります。

型を柱にあわせて、墨を移します。
墨にあわせて、柱の根を削っていきます。

何度も柱を石にあわせては、垂直と水平を見ながら微調整をしながら建てコミます。
ケヤキの柱は2尺の太さがあり、重さは約1トンあるので、クレーンで吊ります。
柱の乗る場所にチョークを塗ってどこが当たるかを調べて、その部分を慎重に削り落としながら石の表面にあわせていきます。

建ててみると思ったよりも大きく感じました。
昔の人はクレーンなしで建てたわけですから、かなり大変な作業だったのでしょう。