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2008年8月28日

残された里山を開発する偽善者の大手ハウスメーカー

今晩は、名古屋の里山がなくなりそうということで、その里山を保全する運動の勉強会に参加してきました。その里山は、愛知県の方ならよく知っている名古屋の平針運転免許試験場の西側にある里山です。区画整理にも入らずに先祖の土地が守られてきたのですが、相続により大手ハウスメカーの手に落ちる寸前です。早ければ、年内にも開発がされ、貴重な生物たちの宝庫が消え去ろうとしてます。
現場には、メダカやヒメタイコウチが住むため池や、湿地に生えるモウセンゴケなどの今ではほとんど見られなくなった生物がいます

勉強会では、奄美大島で、ゴルフ場の反対運動で、アマミノクロウサギを原告にして、裁判をされた名古屋の環境問題専門の弁護士である籠橋隆明(かごはし たかあき)さんを招いて、沖縄での、ジュゴンの裁判事例などを聞きました。
人間中心の考えではなく、自然それ自体が原告になれるような裁判例はアメリカではあり、川や動物が原告になっているようです。

自然は誰のものか?

人間の経済優先論理がまかりとおる世の中です
自然の所有権は、地権者だけのものなのでしょうか?

これから、この現場の中を通る市道で、観察会を毎月開くそうです

今後もこの件については、追っていくつもりです


2008年8月27日

ヤマベ氏 木構造 勉強会 報告

名古屋 近山スクール2008/08/23
今年も山辺豊彦氏による構造の講義が始まりました。
昨年の建築基準法の改正を受けて、構造計算の現場は、てんてこまいです。
実際のところ、姉歯設計士による耐震偽装から端を発した問題が、過剰防衛により、ほとんど関係ない木造の現場にまで影響を与えることとなってます。
山辺氏からは、適判物件での審査現場における、過剰といえる適判員による厳しい審査があることも問題にあがっておりました。
今後、実際に審査遅れにより現場の遅れが多々出ている中で、物価も上昇して、建築会社にとっては、苦難の時がきております。
今回の講義では、全般的なお話で、私にとっては、今までの復習となりました。
特に今回は、継ぎ手の重要性やコンクリートの寿命の話や地盤調査の判定に係る事項に興味がありました。


2008年8月25日

地鎮祭

御莨町の家
隣接した隣家との分離と解体も無事終わり、8/23(土)に地鎮祭を迎えることができました。すぐ、東に道路をはさんで小学校があり、通学路でもあるために、解体作業が心配されましたが、幸い夏休みということで、安全にできました。
解体の前にも、神主さんに寄る、お祓いの儀式を経て、今回は地鎮祭でした。

雨も小降りで、幸いでした

こういう建て替えの場合は、お施主さんが、一度仮住まいへ引っ越しをして、また、完成後に引っ越しということもあり、2回の引っ越しをすることとなり、大変な手間ではありますが、引っ越しのおりには、荷物が整理され、なるべく少ない家財道具で新生活をスタートできる点では、良い面もあるかと思います。
 概して、一戸建てに住んでいた方ほど、家財道具が多いです。

この土地は、市内でも珍しく、地盤が安定しており、調査の結果、地盤改良の必要のないところでした。最近では、珍しいですが、先人が良い敷地を購入されていたようです。
以前は、このあたりは莨(たばこ)畑であったところから、地名がついたようです。

工事の無事安全を祈願しております


2008年8月22日

六甲の家 材料検査

昨日、大阪八尾市の水上建築にて、京都美山町から天然乾燥された杉材の検査をしました。
美山の杉は、「ともいきの杉」のブランドで販売されております
この杉は、伐採の際に葉枯らし乾燥され、天日で乾燥されたものです

地棟に使用する8.5Mの長さの太鼓スリした杉の材木です
末口で7寸あります

棟梁と弊社の梶谷君、水上建築の社長の水上さんです

ケン竿にて、建物の高さの確認です
この竿がすべての基準になります


2008年8月20日

無垢の木の家具

御莨町の家
今日は、お施主さんと一緒に長野県伊那市の有賀建具店へ、家具と建具の打ち合わせに行ってきました。
名古屋から約3時間、中央道を通って、秋風も吹き始めた涼しい山裾の工房へ。

今回は、ベッドやテーブル、整理ダンスなどを地場の無垢の木で製作をお願いします。
さまざまな樹種をたくみに組み合わせて製作してくれる有賀さんは、アイデアマンでもあります。

[写真手前が有賀さん]
有賀さんは、職人がつくる木の家ネットの会員です

ずらりと並んだ、地域の木の見本
これを使って家具や建具を作ります
60種以上の樹種があります

工房内部
真ん中にペチカがあります

このペチカを真似て、時々、住宅の設計にいれてます

長野県知事のイスを製作した有賀さん
奥のカラマツのイスが同じものです

所せましと置かれた木材

天日乾燥された材料は、やがて家具や建具に生まれ変わります


2008年8月17日

八ヶ岳にて木の家ネットメンバーと夏休み

恒例の夏休みの八ヶ岳山麓へ
木の家ネット事務局の持留家へ1泊
秋田から加藤さん、埼玉の綾部さん御一家も集まる

朝の散歩 
名古屋とは違い空気がおいしく涼しい
日差しは結構きつい

大門ダムの上流で川遊び

木陰で持留ヨハナさん特製の自然食のランチを楽しむ

子どもたちは、浮き輪でラフティングを楽しむ
水温は非常に冷たく
こごえそうだが

強い子供たちは自然を堪能している

持留家の離れの新築中の屋根葺きを手伝う
写真:持留さん親子

屋根葺きが面白いと夕方も朝も手伝う

私と息子

屋根を杉板で葺くので、子供でも手伝える

夜10:30までお邪魔して、ETC割引のある深夜に帰宅しました
子供との夏を堪能しました


2008年8月13日

宮古島プロジェクトのその後

住まいネット新聞「びお」にとりあげられました

http://www.bionet.jp/

今月末に、宮古島へ1年後の検査に伺います


2008年8月11日

スズメ蜂の巣をとる!

スズメ蜂の巣
生垣の中にスズメ蜂の巣を見つけたのは、1か月ほど前。
2週間ほど前に、市販のハチ捕り用のジェット噴射型の殺虫剤を購入して、噴射したが、どうやら、効かなかったようで、結局専門家の登場となった。

このままでは、秋には大きくなってしまうので

内部に成虫がいるのが見える

周囲には、忙しく出入りするハチが飛んでくる

岡崎シロアリ技研の神谷氏の登場
カッパと長ゴム手袋、頭には、ネット付きヘルメット

手にはゴキジェット

蚊やハエ用では、スズメバチには効かないそうです

まずは、巣穴に紙を詰め込む
そのあとに、ゴキジェットのノズルを巣に差し込み噴射する

私は、遠くから望遠レンズで撮影
神谷氏のまわりをスズメ蜂が飛び回る

スズメ蜂が無くなった巣のまわりを飛びまわる
獲物を探しに出ていて、帰ったら巣がなくなっている状態で
かわいそうだけど
危険だからしょうがない

先日、手を足長ハチに刺されて
救急病院へ駆け込み
なんとかひどい状態にはならなくて済んだが
何度もさされると危険なので、今回は駆除することにした
刺されたときの痛みもすごいが、1週間後の痒みは
大変なもので、ずっと蚊にさされたあとのようで
2、3日痒みが続いた

神谷さんの話によると
スズメバチの毒は、昔はクマへの対応だったらしいが、今や人間向けに変化しているのではないかという研究結果もあるそうだ

人間と共生するには、ちょっと恐ろしい昆虫である


2008年8月5日

祐徳稲荷社 重文

祐徳稲荷社を昨日訪れました
日本三大稲荷の一つで、山の中腹に清水の舞台のようにせり出したステージの上に本殿がありました。今回の目的は、本殿ではなく、かつて本殿の社殿であった重文の建物です。大分で建築中の稲荷社の参考に、見学してきました。
奥の院まで、運動不足の体で、やっと上りましたら、汗びっしょり、休憩する間もなく、空から雨粒が、あわてておりましたが、間に合わず、土砂降りの雨の中を傘もささずに、全身ずぶぬれで、急な石段をかけ降りました。

祐徳稲荷は、佐賀県にあります
佐賀というと吉野ヶ里遺跡が有名なところです
田園地帯が広がる中を、抜けて、山が始まるところにあります
たくさんの土産物屋さんが並ぶ、商店街の奥にそびえたっております
訪れたのが、月曜日の早朝ということで、ほとんど参拝客はいませんでした
本殿の東に石の階段を上がると目的の社殿がありました
唐破風の上にまた寄棟の屋根が乗る屋根の形をして、土台部分には、斗栱で組まれた浜縁が周ります
すばらしい技術と設計です
大工棟梁の技術に脱帽です

建物の下部の斗栱
(写真をクリックするときれいにくっきり拡大されます)
伝統構法は、地震の実験や複雑な構造計算などしなくても、ちゃんと立ってます
今の時代は、パソコンを使って、何百ページもの構造計算書を添付しないと建てられなくなる、複雑にすることが大好きな時代です。
根拠を示すために、無理に計算をします
大工の器量や技術は数値化されません
おかしいですね
どこか間違ってます

たくさんの彫刻が施された虹梁
唐破風部分を下からみる

今度の設計で唐破風がつきますので参考になります

銅板で葺かれた屋根
古くなると緑青が付いて寿命を延ばします
落ち着いた雰囲気の屋根になります

現在、大分にて拝殿と玉垣の設計を社殿に引き続き進めています
来年には、全体が完成すると思います
今夜も大工さんと綿密な打ち合わせです
材料の手配を始めないと間に合いませんので・・・・・・