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Mottainai をテーマに設計競技(コンペ)

昨日は、愛知産業大学で開かれたコンペの審査員として参加してきました
テーマは、マータイさんで有名になった
「Mottainai」もったいない
です

高校生、一般の部がありそれぞれ力作ぞろいでした
高校生の作品には力作があり、将来楽しみな若い人のエネルギーを感じました
主には、空間がもったいないという発想が多くありましたが、
我々のように現実にとらわれることなく、自由な発想があり新鮮でした

名古屋工業大学のM1の福島さんの作品発表
交差点の横断歩道の待ち時間に光で楽しむ提案
夢があって、最優秀に選ばれました

東海大学M1の町田さんの作品は、「減築」という発想で
込み合った裏原宿の住宅街の建物を減らしていき、街路空間をつなげるという
発想で、興味を持ちました
新しいけど使いこんだジーンズに発想を一致させたのが若いなあと関心

滋賀県の高校生 森中君の作品は、使われなくなった郵便局の再生
立派な模型とプレゼンテーションに努力のあとが見られました

名古屋工業大学M1の本田さんのグループ作品は、新しい裁判官制度を実現する器の創造で、プレゼンのすごさにびっくりしました。たいへんな時間を費やしたことと思います。

四日市工業高校3年の鈴木さんの作品
絵本がすばらしく、将来は絵本作家になれるかも
絵のすばらしさに感動
最優秀に

愛知産業大学のHPでも発表されますので
見てくださいね

琵琶湖の北西岸、高島市朽木生杉の原生林を歩いてきた。
名古屋から車で、名神~北陸道にて約3時間。
京都との県境である。
一部は、京都大学芦生演習林でもある。
朽木生杉の休憩所に車を停め、約1時間の登りにて三国峠の頂へ
そこから朽木の谷を下る。全工程4時間の散策。
映画「もののけ姫」の舞台のような、ブナの原生林が迎えてくれる。
ウグイス、ヤマガラ、シジュウカラをはじめ、たくさんの野鳥のさえずりのシャワー。
アカゲラの木をつつく音がリズミカルにこだまする森。

倒れたブナが腐り、その上にまた新しい芽がふく
森の移り変わりを目の当たりにする
人間がはいることは許されない自然の世界
雪が多いせいもあり木が根元から曲がっているのがほとんど

京都へ流れる由良川の源流
新緑のぶなの森が続く
こんなところがまだ残っていることに感謝
ハイカーも少なく、7~8人とすれ違っただけであった

朽木のあたりの人工林は非常に丁寧に整備された森林が多い
林業が丁寧に続けられていることを実感した
鹿の被害も多いようだ
実際に、鹿を目撃してしまった。
かわいいらしいのだが、地元にとっては、やっかいものかな。

甲府から車で塩山市を経由して大菩薩ラインにて、青梅街道に入り丹波山村の役場の横を通過し、また峠を越えると今まで広葉樹林だった山が人工林へと変わる。約1時間50分。ここは、小菅村。人口905人の東京の水源であり、奥多摩の奥の源流の地。最近までは、ほとんど出材がされないままに林業が続けられていた。
今回、ここの森林資源の活用を目的に森林認証をしながら、木材のブランド化を進め、近山運動を東電のECOサポートの元に計画している。

100年の整備された理想的な森林もある
ひのきと杉が多く植えられている
比率は4:6だそうだ
新緑が美しい

間伐が、2年前にボランティアによりなされた森林
下草も生えてきて、理想的な森林への途中

奥多摩湖へ流れ込む小菅川の源流付近
せせらぎが、人の心を癒す
日本で初めてアマゴの養殖に成功した地でもある

2006/4/21に森林認証・地域材認証と森林管理・木材利用に関するワークショップが80名もの参加者を集めて開催されました。
私も参加してきましたが、森林の専門家ばかりのなかで、建築側としての発言をするタイミングがなく、ちょっぴり残念でした。認証林の今後の展開に期待したいです。

詳しくは、東大のHPにて

http://www.uf.a.u-tokyo.ac.jp/aichi/Aichi-HP2006/ibento/FSCworkshop.html

4/22は、朝から愛知東大演習林の見学会でした
70年も前から森から流れ出る水の量を計測したり、気象データーも蓄積されている研究者の努力の賜物
表土の流出は、今深刻な問題ですからね。

リタートラップといって、森林に落下してくる葉っぱ、実や鳥の糞まで量や種類を分析しています。○くてちょうど1m2あるそうです。これが森のあちこちに設置してあります。

スギの品種が30種類以上40年前から植林され実験がされてました
区別がつきませんでしたけど
間伐がそろそろしなくちゃいけない状態の林にみえました(笑)

立派なヒノキの林があります
1965年に植林されました

天気にも恵まれ2時間30分のハイキングは最高でした
春の花もいっぱい咲いてました
わらびも少し採集させていただきました

南山寿荘見学会
講師:安井 清氏
桂離宮、国宝如庵等の多くの数奇屋建築の施工にあたる。

近山スクール名古屋では、3年連続で、安井先生に講演と南山寿荘 捻駕籠の席の御案内をお願いいたしました。

捻駕籠の席(ねじりかごのせき)は、名古屋市の昭和美術館の敷地にある南山寿荘の1階にある茶室です。愛知県の指定文化財。元尾張藩の渡辺兵庫頭木規綱の尾頭坂別邸にあったもので、昭和10年に移築されました。棟札から天保3年(1832)の造立。茶室は建物の平面に対して少し角度をふって配置され、三方に縁が周り、ちょうどお駕籠を少し捻った格好で、それが席名の由来となってます。

見学前に安井先生の数奇屋全般についての講義を聴く。
スライドにて、貴重な数奇屋の写真を拝見しました。

茶室前の縁を南から望む。屋根を保護するために銅板の保護屋根がかけられている。

茶室を西から望む。当初堀川近くの高台にあって斜面に舞台造りのように床を高くして建てられた。

南山寿荘2階にて参加者は抹茶と美濃忠のおいしいお菓子を頂きました

今回の見学会をもって本年度の名古屋近山スクールは終了しました。

本日10:00~15:00まで豊田市役所にて
第3回のとよた森づくり委員会が開催されました。

今日は、実際に森林所有者からの御意見を聞く機会があり、旧

旭町の2名の方を招きお話を伺いました。実際に山仕事で生計

を建てておられ、この地方では数少ない林業専従者からの意見

であり、貴重なお話を聴くことができました。

まだ今なら間に合う森の再生を確信し、私たちに何ができるの

か考えさせられました。豊田市が森林の町として、荒廃した森

の再生をしていく先駆者になれることを期待して、新しい条例

が委員会から生まれることを確信しております

森林所有者からは、明治12年に愛知県より譲り受けた証の地

券を見せていただきました。15代目といことで、300年間

森林を先祖から守っておられ、次世代の後継者も現在育ちつつ

あるとのことでした。

本日、愛知県新城市の三河材流通加工センターにて、「ウッドマイルズは何を明らかにするか?」のテーマで提唱者の藤原敬さんを講師に、講義をお願いしました。
近山運動を具体的に数値かする指標として、運送距離とそれに使用するエネルギーから換算した係数に基づく考え方です。

多くの受講者が参加しました。受講した建物は、三河杉の木造のドーム型の講義室でした。

今後は、この環境指標が建築には必要となってくるでしょう。
CO2の排出量に換算してますから。

良い森の例
間伐されて、5年経ち、下草の被覆率がほぼ100%で植林された木にもいいし、下草があることで土砂の流失もない。
まだ、30~40年程度の樹齢であるが非常にきれいに個人で手入れされた山である。

悪い森の例
一見きれいに草も刈ってあり、手入れされた畑のように見えるがよく見ると、木の根っこが見え始め、土砂が流失している。これはどうしてであろうか?戦後の林業の教育の中で、下草刈りを奨励しすぎたのではないか?持ち主は一生懸命、手をいれたのにも関わらず、不健康な山の状態になってしまった

東大の先生である蔵治氏から興味深い説明
「杉の種の下に土の柱ができている。その分だけ土が流失した証しである」「雨水は直接落ちるより、木の葉の上でたまってから流れ落ちる水滴はエネルギーが高く、余計に土砂を削る」
「下草があれば、土砂に直接雨水があたらず、土砂が流れない」

根が露出して、たくさんの土柱(山の人は土人形という)ができている根のまわり。これは実に深刻な問題である。
各地の山で同じことがおこっていると思う。

山へ行ったら 土人形があるかどうか 見てください
あったらその森は病んでます

豊田市は周りの市町村と合併して大きな森林を持つことになりました。主に矢作川という川の流域の森林で、人工林が35000haあります。これは、大阪府全体の森林よりも大きな面積です。森林は今、よくみると病んでます。そこで豊田市は学識経験者や林業関係者、NPO、一般応募者を委員として、森林再生のための委員会を設置して、条例をつくることを目的に活動することとなりました。
今日は、私の会社のある旧足助町~旭町を委員で現状把握のために見学しました。

市場に集められた原木の見学です。

今の時期はまだ木材が少なく、明日は市だというのにあまり出てませんでした。今の時期は、ほとんど林道をつくるのに邪魔になった木材が出されているようです。
大きな松が出てました

数年前の東海豪雨で山が崩れた現場です
放置したままでしたが、徐所に山が自力で植物を生やして
元の山へと復元しようとしてます。
40度以上の急傾斜に植えたのも問題があります。
山が監理できない場所だからです
歯ブラシのような木しかできてません
いわゆる放置林だから山が抜けてしまったようです

これは優秀な管理のされた森林です
間伐もきれいにされ、日もあたり、下草が表土を守ってます
85~100年の樹齢の森林です
山主さんが先祖代々丁寧に管理された山で木もすばらしかったです

たまアジサイが根元に生えており杉の適地であることがわかるそうです(森林の管理の専門家の意見)
適度な湿度があるということらしいです

近山スクール名古屋の特別講義がスタート
建築の専門家向けに今年度より始めました。
木造住宅の構造的な裏づけを学ぶために限定20名の予定で募集したところ、応募多数で26名でスタートすることとなりました。
遠くは福岡からも受講生が着て、熱心な山辺さんの講義に耳を傾けました。

まずは、基礎の基礎からということで、地盤調査のデーターの読み方と地耐力の判定の仕方、地盤や基礎構造の判断の仕方などを学びました

布基礎の換気口部における補強の必要性について

べた基礎の鉄筋の配筋の計算方法を学びました
これでもう、受講生はばっちり根拠のあるべた基礎の算定方法をマスターしました。

第一回セミナー&見学会

7月23日(土)13:30より西尾の唯法寺の庫裏の建築現場とそれに携わる職人さんたちの生の声を聞くことができました。まずは、本堂に集まった受講生とスタッフ総勢約60名は、御住職の読経のあと、御住職よりこのお寺の成立ちや今回の建築にあたる背景について伺いました。今回の建築の設計者である寺川千佳子さんから、本日の説明とこの建物を設計した主旨の話を受けました。
大工さんの話のあと会場からの質疑にも答えました。

本堂を出て左官さんから土壁やタタキのお話を伺いました。
経験から話される内容には重みがあります。

半分ほど上棟が終わった庫裏です。竹小舞の上土壁がつけてあります。
根固めもきちんとされ、200年は持つ構造です。

お寺のすぐそばにある畳屋さんの仕事場に移動して、100年でも持つ畳のお話を伺いました。若い職人さんですけど、代々受け継がれた伝統を感じました。

車に分乗して移動して、今度は市内にある瓦工場へ。手作りで磨かれるいぶし瓦を見学。直接、瓦を作る職人さんと話す機会はめったにありません。
職人さんたちも、自分の町のお寺で使われる瓦を作るわけですから気合がはいります。
すばらしい出来上がりの瓦でした。
瓦を磨く体験もさせていただきました。

非常に勉強になった一日で時間もオーバーして受講生も大満足だったと思います。

6月4日に開講された近山スクール名古屋2005は、鈴木有先生の一般公開講座でスタートしました。会場には朝日新聞などでこの日のことを知った一般の聴衆の方や近山スクール受講者で埋まりました。鈴木先生からは、近山の木で家をつくることの意義や木造伝統構法の持つ優れた特性についての講演があり、中越地震の報告では、伝統軸組工法の住宅がいかに地震に対して有効な造りであるかが、写真の報告などから明らかにされました。

主催者代表の名工大 藤岡伸子教授の開講あいさつ

講師の鈴木有先生。3年連続で講師をお願いしております。

会場へは多くの一般の方が参加され、質問の多くは一般の方で伝統建築にお住まいになられてる方々でした。

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