昭和58年 | 名城大学理工学部建築学科卒業後、愛知県豊橋市の建設会社にて、現場監督として3年間勤務のち退社。 |
昭和62年 | 愛知県足助町(現豊田市)の、当時第三セクター産直住宅会社に設計・現場監理者として入社。同社にて20年間勤務の後、常務取締役を経て平成18年2月に退社。 |
平成16年~令和3年 | NPO法人 緑の列島ネットワークの理事長として「近くの山の木で家をつくる運動」を呼びかけ、国産の木の家づくりネットワークを展開した。(2021年にNPOを解散した) |
平成17年 | 有限会社ナチュラルパートナーズを鳥居昭夫((有)鳥居材木店 代表)と共同出資で設立。自然乾燥した三河のヒノキと杉を主に使用した100%国産木材、土壁等の自然素材を使った、新建材を使用しない木造伝統構法の家造りを実践。事業として、設計事務所・アレルギー対応住宅のコンサルタント業務、建築請負業を営む。 木造住宅新築約220棟の設計・施工と文化財復元工事18件等に現場監理者あるいは設計者として携わる。 愛知県の山里である豊田市足助町の前会社で設計の仕事をする傍ら、中部自然住宅推進ネットワークを創設し、同時期にアトピー環境研究会/名古屋の創設にも建築班として参加。多くのシックハウスやアトピー、ぜんそく患者の住宅の調査を医師および各分野の専門家たちと共同で行う。特に、自然素材の建材への利用についてのノウハウを実施研究。 |
平成13年〜令和3年 | 名古屋工業大学の藤岡伸子教授とともに「緑の列島 木の家スクール名古屋」を企画し、講座を開催した。 |
平成22年〜平成24年 | 国交省の補助事業「伝統的構法の設計法作成及び性能検証実験検討委員会」の全体管理責任者を務め、伝統的構法の設計法を法制化することを目指す。 |
平成25年〜 | 「(一社)職人がつくる木の家ネット」の代表に就任。 |
平成27年~継続中 | 「伝統構法をユネスコ無形文化遺産に!」の運動を提唱し、伝統木造技術文化遺産準備会を設立。茶室の第一人者の故・中村昌生先生(京都工芸繊維大学名誉教授)を会長に、哲学者の梅原猛先生を呼びかけ人代表として、運動を展開。 平成30年4月より「一般社団法人伝統を未来につなげる会」と合併し、事務局兼専務理事として活動中。 当初目的のユネスコ無形文化遺産に「伝統建築工匠の技」が2020年に登録された。 |
豊田市足助町の中世城郭である足助城の復元工事をきっかけに、日本各地の文化財の復元工事に宮大工、左官、金物等の職人集団を率いて木工事監理者としても参加している。 |
2015年8月号 特集「サツキとメイの家の10年」
2015年11月号 連載「大工の棟梁中村武司の木造建築造りの仲間たち-1」