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ナチュラルパートナーズ
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味鋺の家

北側からの玄関アプローチです
このあたりでは、準防火地域なので、サイディングの家ばかりです

成田大工さんが、門を組んでおります
木刷り部分には漆喰を塗ります

ヒノキのタル木をかけます

最近では、なかなか木造りの門がありませんので、
町中では目立ちます

味鋺の家
建築基準法の告示の変更に伴い、準防火地域でも軒天井が、無垢の板の野地板表しでもよくなりました。
これは、燃えしろという考え方で、30mmの厚みのある木は、簡単には全部燃えてしまわないで、表面が炭化してそれ以上燃えるのに時間を要することから、許可されるようになりました。
よって、町中でもこのような、木と漆喰の外観の建物が建てれるようになりました

2階のリビングです
壁は、漆喰に藁すさを混ぜて表面に表現をつけました
土壁が生かされます

床はヒノキです

洗面台です
杉の無垢でつくりました

洗面台の上の鏡は開いて物入れとなります
すべて杉で、できております

味鋺の家
ヒノキの無垢で作りました

キッチンは2階です
日当たりのよい南側

食器棚、流し台ともヒノキの家具で製作しました

食器棚のガラスの扉は、ステンドグラス用の手延べガラスです

引出の中は、杉で製作しました
ガイドレールをつけてありますので、ひきだしの奥まで使えます

ガス周りは、油を吸着する
珪藻土タイルです
ほとんど掃除不用のすぐれものです

私の自宅でも6年ほど使用してますが、油は全くつきませんので
掃除知らずの不思議なタイルです

味鋺の家
最近は、新建材の床(とこ-芯の部分)の畳が多いのですが、昔ながらの藁にこだわってます
藁は、表のイグサを、替えていけば、50年以上使うことができます
実際に、畳屋さんが、自分のおじいさんが作った畳を代々、表替えしている家もあるそうです

藁の畳を使うときは、最近多い、ベニヤの下地ではなく、赤身のスギ板を使用します
畳が蒸れないように、呼吸している天然素材がベストマッチです

完成した和室です

味鋺の家 2008/9/24
外壁の漆喰を塗ります
左官は、戸田左官さんです
若いけどベテランで、工夫を重ね、丁寧な仕上げをしてくださいます

半年ほどいたお弟子さんは、左官の仕事に耐えられず、やめてしまい
また、後継者を探さねばならないとぼやいてます

ここのところ、若い人はなかなか育ちません

漆喰は押さえるのが大変な作業です
乾きすぎてしまうと早く固まってしまい
表面を磨くことができませんから
その日の天候によって、押さえるタイミングがかわります

漆喰を塗る前の中塗の下地です
モルタルを使用します
最近では骨材もなるべく軽いものを混ぜ
表面の割れ防止にネットを入れます

左官の後継者募集中です!!

味鋺の家
竹小舞が組まれてます竹組職人さんもベテランの村田さん
宮古島まで昨年の夏は出張をお願いした職人さんです
ビニル縄でしばることが多い中、弊社では、藁縄(わらなわ)にこだわってます
実績のある伝統的な材料を使うことが伝統を未来につなげていくこととなります
強度も実績があり100年経っても腐ることはありません

横の竹はある程度工場で長さを合わせて切ってきます

組まれた竹です
△の部分はすごく手間がかかります
それは、一本一本長さが違うので現場にあわせて切らなければなりません

味鋺の家5/24 上棟式

野地板
杉の30mmの板です
準防火地域でも、燃えしろの考え方から安全と判断して許可されるようになりました
木は、火にも強いです

フォレストボード
屋根の断熱材です
杉樹皮ボードです
コンスターチで固めてあり、安全です
50mmの厚みがります

断熱材が敷きこまれました
この上にシートを張って、瓦がのります

味鋺の家
昨日より柱立てが始まりました
棟梁は、簗瀬さん(宮古島へ遠征に行った若手ホープ)
中央に大黒柱(ひのき7寸角)

胴差しを組み入れます
愛知県三河材です

桁の継ぎ手

こちらでは、割継と呼びます
追っかけ大栓継のことです

土台は、檜の4寸角
基礎パッキンは御影石です

今日も、継続して現場が進みます
野地板までは張れる予定です

明日は、雨模様ですが、なんとか雨が降ってほしくないのですが・・・・
今日どこまで組みあがるかが勝負です

味鋺の家

基礎工事に着工です
基礎工事の前に庭になる部分に植栽用の客土をします
基礎ができてからでは、運搬が困難になるために、先行して工事をします

元の地盤の土を捨てて、新しい土と入れ替えます

丁張り
建物の位置と高さを木の貫板に記しておく工事です

根切り
あらかじめ柱状地盤改良した杭頭の部分まで掘り下げます
根切りとは、土を掘って基礎のベース底を出す工事です

GW明けには上棟の予定です

4/5 味鋺の家の刻みが始まり、お施主さんと見学に大工さんの加工場へ見学に行きました。
棟梁は、宮古島へも遠征してくれた柳瀬大工さんです。
柳瀬さんは、若手大工ですが、20年以上のベテランです。

昨今では、なかなか後継者のいない中、親父さんの仕事を継いでいる
数少ない大工さんのひとりです

大工さんの描いた絵図をみています
最近では、プレカットが進み、大工さんといっても
組み立てるだけで、構造材を刻むことが少なくなってきて
造作しかできない人たちも多くなってきてます

構造材から、木の癖を見て加工できる職人さんが、絶滅しないように
こういう家の造り方を継承していきたいものです

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