格子壁を大黒柱に組入れます
桧の太い格子がこの家を支えます
階段になる側面の壁です
柱を横にしたままで組んでいきます
建ててしまうと、たたきにくいので
もう一段組んでいきます
この部分は、デザインとしての延長部分でもあります
いよいよ大黒柱ひのき8寸角を建てます
うまく組めるか緊張しました
大工さんには、
「設計士は紙の上で線ひくだけだけど、
俺たちゃ、それをつくらないかんで、たいへんだわ」
とぼやかれました
この格子壁だけで、2人で4日もかかったと・・・・
ナチュラルパートナーズの第一号の住宅が、創業10ヶ月目にしてやっと上棟の日を迎えることができました。
安城市のYさん宅です。
今回は、根固めを8寸として、差し鴨居優先の木組の住宅を設計しました。
木材はすべて愛知三河材で、近山の木です。
主に梁は杉、柱は桧です。
大工さんからは、今日の木組を迎えて、部材数が多く加工に手間取りましたが、組むこととなるともっと現実的に組にくい部分があり、順序を試行錯誤しながら進めてきました。
今日はなんとか大黒柱を建てることができました。
梁の継ぎ手
強度の強い追っかけ大栓継ぎです
通柱はすべて桧の6寸角です
柱落としで、土台と込み栓止めです
根固め石の基礎に4寸角の桧土台、落とし込み板6寸、杉の根固め8寸です
石の基礎は水平がばっちりなので、大引きも同時に組み入れていきます
根固めの接続はすべて、裏から雇いシャチ止メです
雇いホゾは、栗を使いました
これからもこの現場のリポートを完成まで行います
材料見学
今建築中の現場のお施主さんと娘さんが、大工さんの加工場を訪ねて、自宅に使用される木材の確認に来られました。今回は、大黒柱240*240(8寸角)、通柱 180*180(6寸角)、根固めに杉の120*240(4寸*8寸)をいれた住宅です。
大工はベテランの鈴木さん、これまでも何軒もの私の設計の家を手がけてくれてます。
この現場は、ナチュラルパートナーズを立ち上げて、初めての住宅施工現場としてスタートしてます。
墨付け
根固めの杉材のホゾの仕口加工を木に付けた墨で説明してます
組み立てに工夫が必要です
基礎工事完了
フラットベッドのベタ基礎です。この上に御影石の土台下基礎を施工します。
柱状地盤改良がされてます