先月引き渡した物件を御紹介します。
ダイニングの大きな壁はパラリ仕上げとなっています。
漆喰壁の仕上げ技法の一つで、完全に粉にならない末消石灰の粒をそのまま仕上材として使い、堅く押さえずに仕上げたものです。
吹抜けの大きな壁が印象的な空間となっています。
平針南の家の返し壁塗り 片壁が乾いたので、返し壁土を塗ります
外側の壁を返していきます この職人さんは、荒壁土だけを専門として塗ってます
伝統構法の住宅には、荒壁が最適ですね 調湿、防火、遮音、耐震性能があります 何より耐久性に優れて、100年をこえても大丈夫な実績ある構法です
荒壁の片壁が塗られました 乾燥して白くなってから、返し壁をつけます
外部の様子
竹の間から荒壁の土が、御団子のように飛び出してきます
片面を塗ったときは、このような状態ですが、乾燥してくるとひび割れてきます
昨日は天候にも恵まれ、無事建前を行うことが出来ました。
建前の様子を御紹介します。
梁材はスギ、柱はヒノキを使っています。
大工だけでなく、スタッフも小僧としてお手伝い
大工も自然と声が大きくなります。
北側の2階床梁は組みあがりました。
下では次に使う南側の床梁を上げる準備をしています。
成田さんが8寸の床梁を組んでいきます。
先端部分は成を7寸に落してあり、バルコニーとなります。
いつも笑顔の棟梁、成田さんの険しい表情
棟梁にとって建前はやはり緊張するようです。
お茶菓子もなかなか喉を通らないと言っていました。
梁を金輪継ぎで継いでいきます。
小屋部分も組みあがってきました。
着々と進んでいきます。
母屋が組みあがり、そこに登り梁を掛けていきます。
登り梁は大屋根部分で6本、小屋根部分で6本の計12本
登り梁の成は7寸。結構な重さがあります。
登り梁が組みあがりました。空が綺麗
設計士も時にはカケヤを振ります。
屋根の化粧野地などの材料が運ばれてきました。
早速、化粧野地を貼っていきます。
棟梁もほっと一安心
今回の建前は、今までの建前史上稀にみる進み具合でした。
1日で化粧野地まで貼れた物件は、記憶にある限り今回が初めてです。
次の日が雨だということもあり、大工もかなり気合いを入れて頑張ってくれました。
正直ここまで1日目で進むとは思っていませんでしたから。
今日は予報通り雨なので建前は中止。
明日は上棟式となります。
土曜日から真夏かと思うほどの暑さが続いていますね。
今からこの調子では夏本番が思いやられます…。
先週は地鎮祭続きでした。
土地の神様にごあいさつをし、気持ち新たに工事を進めることが出来ます。
上棟が楽しみです。
おはようございます。今朝も顔が痛くなる寒さでした。
今回は模型のご紹介です。毎回このような模型を作っています。
ちゃんと中も覗くことが出来ます。模型があるとお施主さんにとってもわかりやすいですね。