今月は建前ラッシュとなっています。
そのなかの一つ平屋建てのシンプルな家です。
今週末の建前に備え、今日は土台敷きを行いました。
上からも下からも強烈な日差しのなかでの作業となりました。
下を向いても照返しがあるため、サングラスが必要です。
建前準備が着々と進んでいます。
品野の家建前2日目も晴天となりました。
広い一続きの空間と高い天井が開放的な空間となっています。
周りの景色も相まって、より気持ちのいい家となっています。
瀬戸の見晴のよい瀬戸物の工場が並ぶ古い町の小高い山の上です
アトリエを兼ねた住宅ですので、高い天井の大きな部屋をつくるために頬杖を柱に取り付けます
棟梁は、成田さんです。藤井棟梁も応援にきています。
東側は、中二階的な小屋裏部屋ができます
片流れですので、これが棟木となり一直線に並びます。北側の安定した光を室内に呼び込みます
(大江)
ようやく足場が取れ、漆喰塗りの外壁が見えるようになりました。
今日は天気が良いので外壁の漆喰が一際白く際立って見えます。
室内では左官屋さんが中塗りの真っ最中。室内は珪藻土仕上げとなります。
日々変化する様子を見ることが出来ます。
平針南の家の返し壁塗り 片壁が乾いたので、返し壁土を塗ります
外側の壁を返していきます この職人さんは、荒壁土だけを専門として塗ってます
伝統構法の住宅には、荒壁が最適ですね 調湿、防火、遮音、耐震性能があります 何より耐久性に優れて、100年をこえても大丈夫な実績ある構法です
荒壁の片壁が塗られました 乾燥して白くなってから、返し壁をつけます
外部の様子
竹の間から荒壁の土が、御団子のように飛び出してきます
片面を塗ったときは、このような状態ですが、乾燥してくるとひび割れてきます
今日はこれから打合せです。
模型を作ると空間がよりわかりやすくなりますね。
昨日は天候にも恵まれ、無事建前を行うことが出来ました。
建前の様子を御紹介します。
梁材はスギ、柱はヒノキを使っています。
大工だけでなく、スタッフも小僧としてお手伝い
大工も自然と声が大きくなります。
北側の2階床梁は組みあがりました。
下では次に使う南側の床梁を上げる準備をしています。
成田さんが8寸の床梁を組んでいきます。
先端部分は成を7寸に落してあり、バルコニーとなります。
いつも笑顔の棟梁、成田さんの険しい表情
棟梁にとって建前はやはり緊張するようです。
お茶菓子もなかなか喉を通らないと言っていました。
梁を金輪継ぎで継いでいきます。
小屋部分も組みあがってきました。
着々と進んでいきます。
母屋が組みあがり、そこに登り梁を掛けていきます。
登り梁は大屋根部分で6本、小屋根部分で6本の計12本
登り梁の成は7寸。結構な重さがあります。
登り梁が組みあがりました。空が綺麗
設計士も時にはカケヤを振ります。
屋根の化粧野地などの材料が運ばれてきました。
早速、化粧野地を貼っていきます。
棟梁もほっと一安心
今回の建前は、今までの建前史上稀にみる進み具合でした。
1日で化粧野地まで貼れた物件は、記憶にある限り今回が初めてです。
次の日が雨だということもあり、大工もかなり気合いを入れて頑張ってくれました。
正直ここまで1日目で進むとは思っていませんでしたから。
今日は予報通り雨なので建前は中止。
明日は上棟式となります。
山添町の家
荒壁の上に中塗りをします
左官さんで、土を塗れる職人が減っております
後継者がどんどんでてくるといいですね
さて、荒壁の上に外壁側にも中塗りをします
そうすることで、荒壁の時にできたひび割れを埋め
柱や梁との隙間をうめることで断熱効果を上げますし
耐震的にも有利になります
また、火災の延焼を防ぐ効果や遮音効果も向上
なんといっても、湿度の調整をすばやく行ってくれる土の体積が増え
蓄熱効果も増します
先月末、無事に平針ビレッジAの家が完成しました。
施主自ら漆喰を塗るという思いで深い家となりました。
陽のひかりが存分に入る解放的なリビング
解放的なリビングと一続きの天井がある落ち着いたリビング
枝から下がった小さいけどちょっと存在感のある照明
キッチンから臨むあたたかなリビング
シンプルで清潔感のあるキッチン
漆喰と木のコントラストが美しい階段
コンパクトな洗面スペース
空を身近に感じられる2階
自分たちで塗った思いで深い漆喰壁
子どもと置いた石の花
季節の移り変わりを身近に感じられる玄関前のシンボルツリー
太陽と空をより感じられるあたたかい家となりました。