浄水の家
東南角の日当たりの良い敷地に、完成御引き渡しすることができました。
外壁は、木部墨汁塗り仕上げと漆喰塗りです
屋根は、愛知県産の陶器瓦
構造、仕上げ木材は、愛知三河材です
リビングから和室を望む床は、ヒノキ板、腰板は杉板です
壁は、水練り土仕舞にて仕上げてあります
ステンドグラスをアクセントにはめこんだ階段手すり
稼働式の杉板作りの本棚です
ヒノキ製の特注カウンター
特注の白の大理石をはめ込みましたので、麺やパンを作ることができます
「~続く」
六甲の家
神戸市の六甲山の麓、南斜面に木造2階建ての地鎮祭をいたしました。
梅雨明けして、猛暑の昨日は、テントがありがたかったです。
このあたりは、閑静な住宅街であるとともに地面が岩盤で、非常に固く、地盤改良の必要がない、建築地として好条件の敷地です。
阪神大震災においても、被害の少なかった地域です。
施工会社は、今回は遠方であるので、八尾市の水上建設さんです。私は、設計監理の仕事です。水上さんとは、10年以上前から自然住宅運動を推進してきた仲間で、今回、関西で仕事をさせていただくこととなり、もっとも信頼できる施工会社さんとのコラボレーションで楽しみです。
主に、材料は、京都美山の「ともいきの杉」を使い、トレサビリティのはっきりした、天然乾燥材を利用します。竹小舞組で、いつものように土壁を付けます。
御莨町の家(おたばこちょうのいえ)
名古屋市の閑静な住宅街に建築します
隣は小学校という立地
南北に長い東南角地です
今の住まいは、先代が戦前に建てた建物
このあたりは、戦時中の空爆で、焼け野原になりましたが
2軒だけ奇跡的に燃え残ったうちの1軒だそうです
その建物の建築中に、物資難の時代で、現場に用意されてあった
床板などが全部盗難にあったとかの逸話があり、そのあと材料を集めるのに苦労されたとのことです
外観だけはレンガ風にしてほしいとのご希望があり、外壁は、レンガタイルを乾式で取り付ける方法をとります
最近では、サイディングでも同じような模様があり区別がつきませんが、本物を採用することで、経年劣化を防ぎたいと思います
目地がないので、クラックが入らず地震にも安心です
内装は、漆喰と杉板壁、もちろん土壁は付けます
模型はバラバラになり、内部も見えます
図面だけですと見えない部分が見えてきます
設計者としても、模型を組み立てることで、納まりの確認ができます
弊社では、必ず模型をつくることとしてます
外観模型だけの場合もありますが
内部が複雑な場合は、説明と確認のために内観も作ります
古出来町の家
完成写真集ができました
キーワード(平屋、土壁+竹小舞、珪藻土、国産材、古建具再利用、ステンドグラス、ペレットストーブ、床暖房、特注キッチン、自然素材)
下のリンクで見ていただけます
http://www2.mybook.co.jp/clubmybook/library/viewer/index.php?albid=8641
社が丘の家
先週の土曜日に地鎮祭を行いました
梅雨の合間のまさに五月晴れの日に巡り合い
これからの工事の無事安全を願いました
この現場は、敷地の段差を利用してRCの車庫の上に木造2階建ての住宅を建てます。
昨年の改正基準法により、許容応力度計算によるRCと木造を一体とした計算が求められ、姉歯事件の余波により、こんなところまで、過剰とも思われる構造計算が求められるようになりました。
以前でれば、RCの構造計算は必要でしたので分離して考え、木造部分は通常の1.5倍の壁量があることで認められていました。
1.5倍ということは、それだけでも強度が強いわけですから、通常よりも太い梁、差し鴨居等をいれている施工方法をとっているので、充分といえるのに、法律というものは、すべてに網がかかってしまい、無駄な費用が必要となってます。
計算結果としては、あまり変わらない結果となりますが、裏付けが求められる世の中ですので、仕方ありません。
審査する側も大変で、ますますの審査期間の伸びが懸念され、予定通りになかなか工事が進まないことも困ります。
構造設計士さんの数があまりに少なく、多忙を極めており、木造には、なかなか順番が回ってこないことにも困っております。
来年から建築士の特例制度が廃止されると、ますます審査対象とする図面も増え、確認申請業務は複雑となり、経済的にも沈滞ムードに拍車がかかるのではないでしょうか。
味鋺の家
竹小舞が組まれてます竹組職人さんもベテランの村田さん
宮古島まで昨年の夏は出張をお願いした職人さんです
ビニル縄でしばることが多い中、弊社では、藁縄(わらなわ)にこだわってます
実績のある伝統的な材料を使うことが伝統を未来につなげていくこととなります
強度も実績があり100年経っても腐ることはありません
横の竹はある程度工場で長さを合わせて切ってきます
組まれた竹です
△の部分はすごく手間がかかります
それは、一本一本長さが違うので現場にあわせて切らなければなりません
味鋺の家5/24 上棟式
野地板
杉の30mmの板です
準防火地域でも、燃えしろの考え方から安全と判断して許可されるようになりました
木は、火にも強いです
フォレストボード
屋根の断熱材です
杉樹皮ボードです
コンスターチで固めてあり、安全です
50mmの厚みがります
断熱材が敷きこまれました
この上にシートを張って、瓦がのります
味鋺の家
昨日より柱立てが始まりました
棟梁は、簗瀬さん(宮古島へ遠征に行った若手ホープ)
中央に大黒柱(ひのき7寸角)
胴差しを組み入れます
愛知県三河材です
桁の継ぎ手
こちらでは、割継と呼びます
追っかけ大栓継のことです
土台は、檜の4寸角
基礎パッキンは御影石です
今日も、継続して現場が進みます
野地板までは張れる予定です
明日は、雨模様ですが、なんとか雨が降ってほしくないのですが・・・・
今日どこまで組みあがるかが勝負です
玄関ホール
以前の家にも同じ場所にあった建具をそのまま設計に組み入れた
お施主さん曰く
長年使ってきたものなので、新築になっても前の家に入ったような錯覚をして
落ち着ける
先祖から受け継ぐ物を大切に使うことはその家の歴史を後世に伝えることと物を大切にする気持ちや、その物を作った職人さんの魂が伝えられ、文化を継承していくことになる。
左下に見えているケヤキの板は、以前の家の床の間の板を玄関ホール床にリユースしました
玄関座敷
畳の間ではなく、板の間
衝立や火鉢、掛け軸も、前からこの家にあったものです
お仏壇も今回新しく家具として製作しました
軸の掛けてある床の間の板は、前の家の床の間の違い棚のけやき板です
リユースをなるべくこころがけてます
新しいところへ持ってきても本物は、それなりに雰囲気があいます
納戸への入口
この戸もリユースです
少し大き目の戸でしたので、納戸の入口にちょうど良かったです
古戸の大きさにあわせて開口をきめました
横は、新品の板戸です
50年先には同じ色になるでしょう
古建具も現在、ナチュラルパートナーズでは、集めてます
中庭とサンルーム
サンルームの床は「御影石」を張りました
電動ルーバーの防犯用のシャッターをつけました
腰板は杉板の赤身
漆喰の外壁です
道路に面した玄関部分
庇下はひのきの格子で囲まれています
アプローチはエステックウッド枕木と御影石です
夜の玄関前です
玄関戸には、ステンドグラスを入れました
これは、可児ガラス工房の作品です
ワインボトルを開いて作った手作りのガラスをはめ込みました
リビング
ペレットストーブを置きました
台所のフードは村瀬製作所のオリジナルです
オリジナルキッチン
ステンレス天板とナラ材で作りました
ワゴンは、エレクターで組みました
壁のエナメルタイルは、フランス製のものです
このタイルと玄関のステンドグラスが同じ色合いのアクセントになってます
味鋺の家
基礎工事に着工です
基礎工事の前に庭になる部分に植栽用の客土をします
基礎ができてからでは、運搬が困難になるために、先行して工事をします
元の地盤の土を捨てて、新しい土と入れ替えます
丁張り
建物の位置と高さを木の貫板に記しておく工事です
根切り
あらかじめ柱状地盤改良した杭頭の部分まで掘り下げます
根切りとは、土を掘って基礎のベース底を出す工事です
GW明けには上棟の予定です
古出来の家
ガーデニングは、加藤さんの担当です、旦那さんの鉄人羽生くんもお手伝いです。
もともとあった、石も利用してます
草花を中心に庭が造られます
まだ、作業途中です
完成しましたら、またアップします
エステックウッド
木塀は、腐りにく安全な加工がしてある材料で無塗装で作りました
車庫の床は枕木と砕石です
この枕木もエステックウッドです
レンガで足洗い場をつくりました