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本日のYAHOOのニュースでも配信されました

甲府城には、天守閣はなかったとされてきました
それは、絵図にもなく、もちろん写真も残っておらず
ただ、石垣だけがありました

今回の発表で、天守閣が存在したのではないかということですが、是非、復元をしてほしいものです

大工や左官など職人の技術を継承するためにも、ぜひとも、復元が検討されたらいいなあと思います

私も、甲府生まれですので、なんだかわくわくします

(写真は、甲府城の渡櫓門の建築中のときのものです)

今年の3月に完成してから、4か月ぶりの訪問でした。門のまわりは、芝生が元気に伸びて公園らしくなっています。金物と木材の伸縮の違いによる隙間や漆喰の割れなどが無いか見てきましたが、見つけることができず、ほとんど問題なくほっとしました。
一年経たあとにどのようになるか経過を見守りたいです。訪問者が少ないようなので、ちょっぴり淋しいですが、甲府駅前ですので、甲府へ行かれましたら訪問してください。

渡櫓門
この2階が、資料館となっており、歴史から設計~施工中のビデオが上映されており、私の撮った写真も何枚か使われて流れておりました。山梨放送が制作しただけあって、本格的な紹介ビデオでテレビの番組になるほどの内容でした。

25階建てのマンションと伝統工法木造の建物が同時に完成
果たしてどちらがこの世に長く残る建物となるでしょうか?

私には見ることができませんが、子供や孫の代には、結論が見えるかも・・・

甲府歴史公園 山手渡櫓門完成

甲府市が発注し、地元JV(国際建設、コミヤマ工業、進藤建設)が請け負った甲府歴史公園の工事が完成いたしました
木工事部分を管理させていただいた仕事もほぼ昨日で完了し、2年に渡った工事が完了いたします。
発掘により石垣の位置も明確になり一部の設計変更もありましたが、工期内にて完成することができました。
今年は、NHKの大河ドラマが風林火山といこうともあり、地元では、風林火山の軍旗を掲げての街のにぎわいモードでもあります。
但し、このお城は、武田信玄より後の江戸時代のものであり関係ありません。

2階内部

ひのきの壁、ひのきの床がきれいです
梁は松です

山手門
軒天をしっくいの塗り籠とした門です
柱や門扉に鍛鉄の帯金物がついています

土塀と木柵

木柵は、栗の木を使用してます

肘壷

柱に取り付け、扉を支える金物となります

肘壷を納める穴を柱に彫ります
正確に水平と垂直を出して、金物のひずみを考慮して
丁寧に彫り進めます

渡櫓門 頭巾金物

ハートマークがなんともかわいいです
これも、手打ちの鋲でとめていきます

木建具取り付け

早朝に愛知を出発し、9時に甲府現場着です
慎重に木建具をおろします

山手門の門扉
釣り込みは、人力と車のジャッキになります
おろすには、ユニックですが、門の下では、クレーンが使えません

金物取り付け

仮止めをしてから、鋲を打ち込みます

建具に金物を取り付け

八双金物、筋金物を取り付けます
まずは、ビスで仮止めをして、下穴をドリルであけます

八双金物の取り付けた状態です
この真ん中の穴に軸金物がささります

筋金物に鋲をとめます
鋲も手打ちされた、手作りの鋲をうちます
塗装がとれないように、プラスチックのハンマーで打ち込みます
金のハンマーですと同じ金物どうしで、はがれてしまいます

金物がほぼついた状態の山手門の扉です

木材はすべて桧です

明日、朝5時に愛知を出て、甲府へ9時に着く予定で行きます
明日からは、現地からのレポートとなります

金物完成

扉の軸金物が塗装を終えて完成しました

八双金物

表面が鍛鉄にしてあります
この鉄は錆びても表面がきれいに錆びて保護する
CORTEN鋼を使用してます
10年後にきれに錆びて伝統的な雰囲気がでるといいです
専用の塗装材で塗装されてます

縦格子につけて、軸金物を受ける金物です

さあ、いよいよ本番の組み立て作業に入ります

21日には、甲府の現場へ

春一番の嵐の中を日帰りでした
よく通いましたが、来週でほぼ完了です

渡櫓門 北妻部分

屋根は、本瓦葺きです
懸魚、破風のひれは、しっくい塗り籠め
木連格子は、桧格子の上に墨汁塗り

渡櫓門の西側

こちらは、お城の内部側にあたるほうです
石垣の上の木柵は、栗材を使用してます

甲府駅からよく見えます

建具金物 仮組調整

いよいよ門扉ができあがろうとしています
仮組された建具に、金物をぴったりあわせるための
紳士服でいえば、仮縫いのようなことをしてます
塗装するまえに、一度仮に取り付けして調整をします
(村瀬氏と羽生氏)

八双金物を微妙に調整してます
外は、小雪が舞ってましたので
火を焚いてます

藤井棟梁が、金物を納めて木と金との調整をします
調整のできた金物は、これから、ブラスト加工された後に塗装されます

仮組みされた、山手門の扉です
これから、またばらして手カンナで最後の仕上げをします

いよいよ来週から建具の釣り込みに甲府の現場へ行きます

門扉造り

木の匠の藤井棟梁と鉄の匠の村瀬氏が軸金物の打ち合わせ
金物を仕上げる前に綿密な寸法の打ち合わせをします

仮組された建具に金物を取り付ける場所にあわせて
お互いの部材に実寸の墨をとります

軸金物はひとつの長さが約90CMあります
微妙な傾きを調整して、1mmの半分の単位で寸法を決めます
1mmすくとガタツキを感じるからです

軸金物を並べました
山手門4本、渡櫓門2本です
これは、まだ塗装前の状態です
表面をブラスト処理してあります

山手門 根巻き金物取り付け

いよいよ金物の取り付けです
現場で事前に厚紙で型板をとり石垣にぴったりに
ひかりつけをして金物をとりつけます

ひかり付けされ、塗装された金物

鉄鋲をたくさん打ちます
鉄鋲も手作りで、叩いて作られてます

山手門です
奥が渡櫓門です

金物の製作は、愛知の村瀬製作所です

木工事が完了します(1月17日)

渡り櫓の1階の床張り
石垣にひかりつけして、ヒノキの床板を張ります

全体が足場がとれて見渡せます
外周りの工事が進められています

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