蟹江の家が無事上棟いたしました。
成田棟梁をはじめ7人の大工さんたちによる、2日間にわたっての建前でした。
強風が心配されておりましたが、天候にも恵まれいい建前日和でした。
本日、豊田の深田山神社の地鎮祭を執り行いました。
寒い日が続いておりましたが、晴れて日差しが心地よい中での儀式でした。
みなさま、手水で心身を清めてから席についていただきました。
神主さんには本殿と拝殿の両方の四方祓をしていただきました。
祭壇にはこのようにお供え頂きました。
桜ケ丘の家
いつものようにベテラン竹小舞組師の村田さんが現場で、黙々と手を動かします。「ビニル縄のほうが編みやすいけど、藁縄のほうが土になじんでいいねえ」と現場からの声をあげてくれます。
私が藁縄にこだわるのは、自然素材であることと、伝統構法の家づくりにおいて、実績があるからです。もちろんビニルは腐らないかもしれませんが、藁縄も土の中に入りこんで、乾いてしまって、水に濡れなければ、腐っていくこともなく、何百年と持つわけです。
雨の日は、ほどよく藁縄がなじんで縛りやすいとのことです。「晴れた日に水につけてやってみたこともあるけど、ミズをつけてしまうと、藁縄がほどけてだめだよ」と村田さん談。
桜ケ丘の家
屋根への断熱材を入れる作業です
屋根勾配が6寸ですので、歩く限界です
私も登ってみましたが、断熱材を敷くと断熱材の粉があると
すごく滑り滑落しそうになりました
5寸くらいなら、楽々ですが、やはり勾配が急なのは、
作業がたいへんです
厚みは50mmです
杉の樹皮とパルプをコンスターチで固めた自然素材です
接着剤が使われてませんから、有害なガスが発生しません