昨年,春より進めてまいりました
宮古島プロジェクト
がいよい着工です
このプロジェクトは、化学物質過敏症の方に対応した住宅を宮古島に建設することです。
宮古島の東海岸に面した敷地に木造平屋建ての沖縄の風土にあった家を建てます。
宮古島では、コンクリート住宅が主流ですので、大工さんが刻んだ木造住宅はほとんど新しく建てられることもなく、それをできる職人さんもほとんどいないようです。確認申請は、離島遠隔地なので、沖縄本島の確認サービスと電話と郵便でやりとりをして許可をいただきました。
現在始まったことは、まずは壁に使う土作りです。土は、現地に赤土があり、これが適していると判断しました。荒壁に混ぜるスサとして、宮古島では稲作が無いので藁の入手が困難であることと、農薬の危険があるので、島内に生えているススキを利用します。サトウキビの搾り粕も候補にあがりましたが、残念ながら、農家の肥料となるために入手ができませんでした。
大工工事は、愛知県豊田市にて刻み、愛知の木で家をつくります。
近くの山の木ではありませんが、宮古島には林業がありませんので、もう島内の木でつくることは不可能です。昔は、イヌマキで作ったようですが、今はありません。
左官も名古屋から行く予定です。屋根の瓦工事も、愛知県高浜市の職人を派遣する予定です。
これから、リポートをしていきますので、よろしくお願いします。
(写真は現場敷地横の浜辺です)