富貴寺(ふきじ)
国東半島にある富貴寺を訪ねました
前回のブログで紹介した磨崖仏から車で15分くらいのところにあります
国宝の建築物を訪ねるといつもテンションが最高潮になり、なめまわすようにマニアックに見てしまいます
石段をあがり、山門をくぐり受付で200円を支払い
また、石段をあがります
樹齢100年以上のカヤの木が出迎えてくれます
凛とした美しいプロポーションの三間四間の阿弥陀堂です
平安後期の建立
1000年近い時を超えてきたとは思えない軽やかな雰囲気です
残念ながら内部は写真撮影が禁止ですが、
内部の柱や長押にはくっきりと
槍カンナの刃のあとが残り
美しく仕上げられております
これまでに4回の大修理がされ、最近では昭和25年だそうです
棟木に文和2年(1353)の墨書の一部が残存してる
樹齢数百年近いだろう、カヤの木の板が落とし込まれています
今だといったいいくら出せば、この板を買えるのだろうかと
すぐ積算したがるのが建築屋です
それにしても美しいです
外部は、風化もあり、槍カンナのあとが見にくいですが
ちゃんと残っておりました
九州最古の和様建築物の
国宝に触れられる喜びはマニアにはたまりません
遠く(豊後高田市田染蕗)まで見にきたかいがありました
旅の目的を達して大満足でした
ついでに温泉も入れますしね・・・・