社が丘の家
先週の土曜日に地鎮祭を行いました
梅雨の合間のまさに五月晴れの日に巡り合い
これからの工事の無事安全を願いました
この現場は、敷地の段差を利用してRCの車庫の上に木造2階建ての住宅を建てます。
昨年の改正基準法により、許容応力度計算によるRCと木造を一体とした計算が求められ、姉歯事件の余波により、こんなところまで、過剰とも思われる構造計算が求められるようになりました。
以前でれば、RCの構造計算は必要でしたので分離して考え、木造部分は通常の1.5倍の壁量があることで認められていました。
1.5倍ということは、それだけでも強度が強いわけですから、通常よりも太い梁、差し鴨居等をいれている施工方法をとっているので、充分といえるのに、法律というものは、すべてに網がかかってしまい、無駄な費用が必要となってます。
計算結果としては、あまり変わらない結果となりますが、裏付けが求められる世の中ですので、仕方ありません。
審査する側も大変で、ますますの審査期間の伸びが懸念され、予定通りになかなか工事が進まないことも困ります。
構造設計士さんの数があまりに少なく、多忙を極めており、木造には、なかなか順番が回ってこないことにも困っております。
来年から建築士の特例制度が廃止されると、ますます審査対象とする図面も増え、確認申請業務は複雑となり、経済的にも沈滞ムードに拍車がかかるのではないでしょうか。