2009/3/23
ブログが止まっていた時期に、掛川城の土塀の修復工事をしてきました
これは、以前の会社で工事監理した場所で、大工さんは、施工したときと同じ藤井さんです
今回は、予算の都合もあり、かなり傷んだ部分のみの改修です
四足門に向って左側の部分で、傷んだ理由は、桜の木が大きくなったからです
桜の木は、春の今の次期には、最高なのですが、この花や葉が土塀の屋根の上に落ちて
朽ち果てて、土になり、屋根を腐らせます
15年前は、こんなに桜の木が大きくなく、土塀の上まで伸びてきていませんでした
屋根の棟部分はヒノキです
15年経っても、断面を見ると1mmくらいしか色が変わっておらず
中は全く腐ってません
腐るのは、継ぎ手の部分です
ここに水とゴミが入りこんで腐らせます
葺き板部分は、杉の赤身板を使用してます
葺き板のジョイント部分に目板(ひのき)をつけていきます
これで、また15年は持つと思います