省エネ法が本年4月より施行されますので、住宅の断熱性能を基準化され、
それに適応した住宅しか建てられなくなるのですが、
唯一の例外規定が「気候風土適応住宅」です
現在、国が定めた気候風土適応住宅の基準(告示第786号)が発表されており
弊社で建築してきた2015年から2024年末までの住宅で
国の登録基準に合致する住宅は、19棟あります
また、愛知県型の基準の策定を現在、代表の大江忍も
愛知建築士会の活動として県の建築指導課と進めており
これが発表されることで、登録基準が広がる予定です。
そもそも「気候風土適応住宅」とは?
伝統的な構法で建築された住宅を守るために
地域に残る職人の匠の技を残すために策定された基準です
しかし、登録基準の内容は、あくまでも
外皮(外壁、床、屋根)部分が断熱が困難である仕様となります
土壁や落とし込み板壁、茅葺、せがい造り、木製建具、野地板現し、面戸現し、単板床張り
など(詳しくは国交省HPに)
施行される省エネ法の基準のままで家を造ろうとすると
どうしても窓などの開口部の小さな家になってしまいます
プライバシー保護にはいいかもしれませんが今までの日本の家とはちょっと違いませんか?
日本では夏を旨とすべしという言葉があるように
近年では、異常な高温の夏となってきており
暖房で消費されるエネルギーだけに目を向けるのではなく
いかに、涼しく夏を過ごすかということになります
住まい方も人それぞれ、エアコンを否定するわけではありませんが
一年中エアコンをつけていないと暮らせない家を本当に望まれてますか?
弊社では、今後も気候風土適応住宅に適合した家づくりも施工していきます
代表 大江 忍