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2009年10月2日

□シックハウス訴訟と化学物質過敏症の健保適用

今朝の朝刊を見て、驚きでした
シックハウスの訴訟で住民勝訴と化学物質過敏症に健保適用と同時に朝刊に載っていて、切り抜くところだらけ。
いつもなら、トップ記事なんかにならないのに、話題が無かったのか、毎日新聞の意気込みなのか、とにかく、この事実は、今まで10年以上苦しんできた方に朗報であり、社会的認知がされたということでもあります。
それなのに、医療機関で、診察できるところは、数少なく、もっと政治的にも力をいれていただきたい分野であります。
以下
毎日新聞から記事抜粋です
化学物質過敏症:健保適用可能に 「中毒の一症状」認定
「化学物質過敏症」(CS)について、厚生労働省と経済産業省の外郭団体・財団法人医療情報システム開発センター(東京都文京区)は1日、電子カルテシステムや電子化診療報酬明細書(レセプト)に使われる病名リストに登録し、「詳細不明の物質の毒作用」に分類したことを明らかにした。CSはこれまで、精神疾患や気のせいと診断されるケースもあったが、中毒の一症状と公式に認められた。
 CS患者は推定70万人に上るとされ、リスト登録により、CS病名での健康保険適用も可能になった。関係者によると、医師はこれまで化学物質過敏症以外の複数の病名で社会保険診療報酬支払基金(東京都港区)の都道府県支部などに診療報酬を請求していた。来月からは医師がCSだけの病名で診療報酬を請求しても、審査される。
 基金広報課は「今回病名が付されたことで審査方針が変わることはない」と説明。CSに詳しい宮田幹夫・北里大学名誉教授は「審査で、どのような診療行為や報酬が認められるか、はっきりしない。当面は複数の病名で請求することになる」と話している。
 センターや支払基金職員、医師ら17人で構成する作業委員会(委員長・大江和彦東大教授)が5月、CSに関する論文数や内容などを検討し、リスト登録を内定していた。【宍戸護】
シックハウス:住宅販売会社に賠償責任 東京地裁判決
新築マンションの部屋でシックハウス症候群にかかったとして、購入した女性が販売者の「ダイア建設」(東京都新宿区、民事再生計画確定)を相手に購入費や慰謝料など約8800万円の賠償を求めた訴訟で、東京地裁(酒井良介裁判官)は1日、同社に約3700万円の賠償責任があると認定した。原告側によると、シックハウスによる健康被害を認めた初めての判決。(社会面に関連記事)
 原告は神奈川県平塚市のイラストレーター、岡谷貞子(おかやていこ)さん(48)。
 問題のマンションは横浜市鶴見区にあり、別の会社が施工してダイア建設が販売した。判決はまず、マンション販売者について「施工者と同等の注意義務があり、生命、身体の安全を確保する責任がある」と述べた。そのうえで(1)施工者に国の定めた基準に適合する建材を使用させなかった(2)不適合建材を使用していることやリスクを岡谷さんに説明しなかった(3)完成後も適切な措置を取らなかった--点を過失と認定。特に説明が無かった点を「あまりにもずさん」と批判した。
 症状との因果関係については「元々アレルギーはあるが入居前までシックハウス症候群のような症状がなかった」と指摘。医師の診断を踏まえ、建材から放散されたホルムアルデヒドから頭痛、疲労などのシックハウス症候群を発症し、さらに極めて微量かつ多様な化学物質に反応し、眼球の動きなどに異常をきたす化学物質過敏症に移行したと認めた。
 ダイア建設は昨年12月、東京地裁に民事再生手続きの開始を申し立て、再生計画が確定した。このため判決は支払い命令ではなく、約3700万円を「再生債権」として認めた。判決が確定すると支払い能力の範囲内で賠償額が決まる。
 判決などによると、岡谷さんは00年の入居直後から症状に悩まされ、02年に転居を余儀なくされた。
 国民生活センターによると、シックハウスに関する相談件数は07年437件、08年365件。【伊藤一郎】
 【ことば】シックハウス症候群
 住宅の建材に含まれる揮発性有機化合物を吸うことで、せき、目の痛みのほか頭痛や倦怠(けんたい)感、呼吸困難などを発症する健康被害。合板、ビニールクロスなどに使われている化学物質のホルムアルデヒドや、塗装剤、溶剤などに使われるトルエンなどが原因とみられている。学校での被害を「シックスクール」、オフィスビルの被害を「シックビル」と呼ぶこともある。