子どものおかげで、木の家に住む幸せを得られたんだなと、心から感謝しています
雑貨が大好きで、家づくりを考える前から気に入ったものを買い集めていました。それがみんな、この家で生かされています。
漆喰や土のもつ自然の調温調湿作用でしょうか、夏、締め切った家に帰って来てもひんやりとして気持ちがいいんです。
「うちは、木のおうちだもんねー」と、いつも自慢しています。子どもにも分かるのですね。
大工さんつくりつけのオープンキッチン。カウンター越しに子どもの様子がいつも分かって安心です。
ガス台まわりの壁には、珪藻土を焼いた「暮らしいいタイル」を貼りました。多孔質なため、油汚れがまったくつきません。
キッチンカウンターのダイニングテーブル側は、ちょっとしたものを整理できる棚になっています。
暖房は思い切って薪ストーブにしました。火を焚くのが、冬の暮らしの楽しみです。
暖気が煙突を通って2階へとあがることで、家中が暖まります。
2階の南向きの部屋は将来のこども部屋に。どっしりとした無垢の梁が、安心感をかもしだしています。
柱にあけたほぞ孔に軒板をさしこみ「鼻栓」で止めています。こんなしくみが「見えている」のもおもしろいですね。
ナチュラルパートナーズの事務所にあった階段箪笥。行き先を探してましたが、ぴったりの場所に落ち着いてよかったです。登ると、屋根裏部屋につながります。
入り口の障子戸が小さい割に、屋根裏空間に人が立って歩ける高さがあるのは越屋根になっているから。
家を建てたら点けたい!と、ずいぶん前に買い求めたランプ。ガラスの影がきれいです。
トイレの引き戸に細かい竪格子の建具を再利用。杉板と漆喰壁の空間に、ピリッとアクセントが効いています。
ずっと前に骨董屋さんで買ったバラのステンドグラス。まるで最初からここにはまるためにあったかのようです。
フタが手前に回転してあく「学校の下駄箱」。これも気に入って買ってあったものです。
外水道にはタイル職人さんが作った、かわいい流しを購入して設置しました。
新興住宅街の真ん中に、家族4人の自然な暮らしが実現しました。