H22/4/16 立命館大学にて、国交省の伝統的構法の設計法および実証実験委員会の顔合わせのための全体会議を開催してきました。
昨年度まで、検討委員として2年間出席してきましたが、当初の思惑とは違う方向へと進むなか、国会での国交省委員会での答弁にて、委員会の人事が刷新され、委員長が交代し、委員も新しいメンバーに刷新されました。
各部会の主査もすべて交代し、まさに船の船長、乗組員が交代、一部同じ乗客を乗せて、目的も違うところへ船出です。
このことで、石場建てを含む伝統的構法が合法的に建築できる設計法が確立され、今後、法制化も睨んで、研究と実験が進みます。
今回は、僭越ながら、私が理事長を務めるNPO法人緑の列島ネットワークが、公募の結果、事務局に採択され、本事業の全体責任者となり、研究、実験をしていくこととなりました。
立命館大学の鈴木祥之教授を委員長に、80名余の委員会体制にて進めていくこととなりました。
実務者の信頼の厚い鈴木委員長の元に、消えつつあった伝統構法の木造住宅の復権を研究者・実務者とともに目指していきたいと思っております。