間伐遅れの森林
間伐が手遅れになると、真っ暗な森林となり、地表にまで日光が十分に届かず、下草も生えないので、地表の土がどんどん流れだす
この森もかつては、先祖が、50年後には木材として産出しようとして植林されたが、現在のような木材価格では、全く価値のないものとなってしまった。
この森林を再生するには、また、長い年月が必要である
木の根が地表に現れてきて、もはや倒れそうな木ばかりとなる。腐葉土も流れ去り、栄養もなく、木の育ちも悪い。ひとたび大雨がふれば、保水力のなくなった、この森林は大量の土砂を流しながら、木も倒れ、山が崩れて、災害を引き起こす
谷ができあがり、どんどん掘られていく。もともとは、こんなに土が掘れることはなかった。
地表面には、土人形が現れる
これが出だしたら、森林はもはや危機の状態である
こんな山がたくさんある
植えるだけ植えたが、手入れをしない
人災を起こす危険に満ちた森林が、そばに近寄るとよくわかる
間伐をしなければならない理由のひとつである