森を訪ねてお彼岸に奈良県天川村へ行ってきました
奈良の吉野地方は、林業が盛んです
名古屋から約180kmですが、高速を使えるのは、郡山ICまでで、あとは一般道です
片道4時間30分の道のりでした
途中梅が満開でした
桜はまだのようです
杉の推定樹齢80~100年の皆伐のあとに、広葉樹が植林されてました
道路沿いであることからも、林業経営林としてもいいところかと思いましたが、天然林化をするようです
確かに吉野は人工林が多く、間伐も遅れていて、山が荒れているところが目立ちました
林業の従事者は、愛知に比べるとたくさんみえるようで、多くの製材所や林業の会社の看板もありました
吉野というとやはり素晴らしい材料があり、黒滝の道の駅では、床柱が売っておりました
現在では、床柱を必要とする家も少なくなり、私の設計でも、最近では床柱が必要ない方が多くみえます
そういう意味で吉野の林業もかわっていく必要があるかもしれません
伝統的な建築は、本来は、こういう林業があってこそ支えられているのですが、需要がなくなるということは、林業の在り方もかえなければならないということで、残念な思いでもあります
洞川温泉を抜けて大峰山の入り口です
ここは、修験道の行場でもあり、今でも女人禁制となっております
天河神社です
ここの玉垣が建て替えられたので、見てきました
今、大分の玉垣を加工してますので、参考になりました
さすが、すべて無節のヒノキです
大工さんの仕事も素晴らしいです
脱帽です