さて、いったい私は誰でしょう?
八百津の森で保護された
参加した人も山の人も
「クマの子供だ」「足がクマだ」
「顔はクマだ」「尻尾があるからクマじゃない」
という議論もありましたが
何を間違ったか、この得たいの知れないベビーは
我が家へくることに
段ボールにいれて、タオルに包み
息子が一緒に寝て一夜
キャットフードを食べました
日曜日の朝には、東山動物園で相談しました
相談窓口に3人の年配の係委員
「これはクマだよ」
「わからんから獣医よんで」
ほどなく二人の若い獣医さんがきました
「うーん、クマじゃない、たぬきじゃない。ノミがいるよ」
しばらくすると
年配の獣医さんが
「たぬきの子」
と言い放ち
結局タヌキでした
野生動物は飼えないし飼ってはいけないので
岐阜県へ翌日届けることに
発見した、柘植さんが、翌朝、連れにきてくださり
一見落着
息子は、別れがつらく、前夜は大泣きでしたが
飼えないものは、飼えないので
八百津の森に大きくなったら戻れるでしょう