第一回セミナー&見学会
7月23日(土)13:30より西尾の唯法寺の庫裏の建築現場とそれに携わる職人さんたちの生の声を聞くことができました。まずは、本堂に集まった受講生とスタッフ総勢約60名は、御住職の読経のあと、御住職よりこのお寺の成立ちや今回の建築にあたる背景について伺いました。今回の建築の設計者である寺川千佳子さんから、本日の説明とこの建物を設計した主旨の話を受けました。
大工さんの話のあと会場からの質疑にも答えました。
本堂を出て左官さんから土壁やタタキのお話を伺いました。
経験から話される内容には重みがあります。
半分ほど上棟が終わった庫裏です。竹小舞の上土壁がつけてあります。
根固めもきちんとされ、200年は持つ構造です。
お寺のすぐそばにある畳屋さんの仕事場に移動して、100年でも持つ畳のお話を伺いました。若い職人さんですけど、代々受け継がれた伝統を感じました。
車に分乗して移動して、今度は市内にある瓦工場へ。手作りで磨かれるいぶし瓦を見学。直接、瓦を作る職人さんと話す機会はめったにありません。
職人さんたちも、自分の町のお寺で使われる瓦を作るわけですから気合がはいります。
すばらしい出来上がりの瓦でした。
瓦を磨く体験もさせていただきました。
非常に勉強になった一日で時間もオーバーして受講生も大満足だったと思います。