10/8-10
4月に訪れてから、震災後2度目の訪問です
木の家ネットの総会のプレツアーとして、木の家ネットの有志と訪れました
初日(10/8)は、平泉周辺を訪ねて、
中尊寺と重要文化財の有壁本陣と登録文化財の横屋酒造を訪ねて、
被災状況を拝見してまいりました。
息子も同行しました
多くの蔵の外壁が落ちており、修復が大変だなと感じましたが、倒壊した建物はなく
伝統構法の真の強さをみました
左官さんの仕事で修復できそうなので、予算はかかりそうですが、ゆっくりと修復されることを望みます
横屋酒造蔵の様子
菅野さんが横屋酒造の建物を案内してくださいました
夕方になりましたが、陸前高田に到着しました
10/9朝から被災地を菅野照夫さんの案内で廻りました
津波の瞬間をこの場所から見ていたと語る菅野さん
湾の中に浮かぶ小島がすっぽりと隠れるまで海がもりあがった
決壊してしまった堤防
この御神木の杉だけは、奇跡的に助かったので、生きてほしいと願いますが、葉の色が茶色になっていました。
残念ですが、枯れてしまうかもしれません。命をなんとか繋いでほしいと願います。
4月に訪ねたときと同じ場所から撮影しましたが、すっかりがれきがなくなっていました
再生される日を待ち望みます
復興のシンボルとして有名になった
一本だけ残った松の木です
遠くからもよくみえます
川の中をみると
サケの大群が遡上してきており、川面はサケでびっしりでした
自然のたくましさに感動しました
サケのように、被災されたこの街が早く復興されることを願います
政府の対応の遅さには、正直がっかりしてます
この国は、国民をまた見捨てようとしてます
信頼できる政府は、いつになったらできるのでしょうか?
原発に私は、反対です。
オール電化や電力会社に反対しているのではなく、手法として、子供たちに大きなツケを送るエネルギーの生み出し方に大きな問題がありますからその部分に反対してます。
電力会社の方だって、本当は、そんなところに勤めたくないのが本音ではないでしょうか。
あの事故現場に送りだす家族の気持ちはどんなでしょうか。
ましてや、同じ建築に従事するものとして、あの事故現場で働く方のことを考えると頭がさがりぱなしです。
できれば、そんな特攻隊のようなことはしたくないのが人情だと思います。
経済優先のこの考えを捨て、虚と欲で固められた原発に今こそ反対の意志を国民が表すべきです
この国だけでなく、地球を愛する全生命のために!
被災地を訪ねて、正しいことは正しい、間違っていることは間違っていると表明しても
よい歳になったかなと思ってます
(大江忍)