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2007年7月20日

とよた森づくり委員会

7月17日の午後は、とよた森づくり委員会の第1回目の委員会であった。今年の3月まで2年間勤めたが、継続でこれからまた2年間を委員として、ご意見を述べさせていただくこととなった。建築関係者は、私だけなので、近山の木を流域でいかに活用するかという木材利用促進分野についてのプロとして提言していきたいと思っている。初回の会議では、新しい委員も含めて、豊田市長より委員の任命書を渡され、これから実際に具体的な計画で、とよたの森25000haを10年間で150億円をかけて、間伐をするプロジェクトのスタートである。これは、全国でも画期的なことであり、この委員会での一部始終を豊田市のHPで実名で発言を公表して、会議の具体的なやりとりを隠すことなくプロセスを明らかにしながら、プランを進めていく。ブログでも具体的に報告していきます。まずは、8月15日よりパブリックコメントの期間となりますので興味のあるかたはご意見ください。

豊田市森づくり委員会記録

パブリックコメント受付


2006年12月26日

住宅現場vol.2

今年もあとわずかですね。
ナチュラルパートナーズの第2号住宅が11月に着工され、先日、大工さんの加工場にて、施主様の刻み状況見学をしました。家をつくる側の大工さんもお施主さんの顔を知っていて、その家族の思いを受けながら、末永く住んでいただくために、真心こめて刻むことは、張り合いがあります。
昨今の住宅は、完成するまで、作る側と住む側のコミュニケーションも無いままに引き渡されてしまうことがほとんどで、大手住宅メーカーでは、営業マンが建ててくれると錯覚しているお施主さんが多いことが現状かと思います。その工務店の監督を始め、大工さん左官さんたちとコミュニケーションをとりながら家づくりを進めることは、作る側も人間ですから、一生懸命になります。施主さんも請け負う側もお互いに50:50の気持ちで接していれば、大きなトラブルもなく家は完成します。完成してからは、お客様の住み方次第で、家の寿命もかわりますが、そうやって建てることにより家に愛着を持ち住んでいただけることは、ビルダーとして喜びです。
「家は、造る時より、住んでからのお付き合いの方が永いです。」

ベテランの大工の松井さん
私のようにうるさい設計士の注文にも素直に一生懸命考えて刻みをしてくれます。


2006年11月17日

秋の散策

ちょっとの合間を縫って、近くの山にウオーキング
秋景色の宮路山の山頂へ向かう

途中は、ドウダンツツジが真っ赤に燃える

宮路山山頂の石碑
山頂まで駐車場から20分山道をあがる
眼下に広がるのは、三河湾 
遠くに見えるのは渥美半島

五位山山頂
宮路山から尾根伝いに3.8km
約60分歩いて
五位山の山頂へ到達
日ごろの運動不足で少々ばて気味
途中森林浴してエネルギーをいっぱいもらった
眼下は蒲郡の町 
三河大島がみえる

往復約3時間の散策でした
膝ががくがくになりましたが
いい運動になりました
夕方暗くなる前に下山
駐車場のトイレに雨水利用の手洗いを発見
エコロジーなり


2006年6月10日

ブナ原生林を訪ねて

琵琶湖の北西岸、高島市朽木生杉の原生林を歩いてきた。
名古屋から車で、名神~北陸道にて約3時間。
京都との県境である。
一部は、京都大学芦生演習林でもある。
朽木生杉の休憩所に車を停め、約1時間の登りにて三国峠の頂へ
そこから朽木の谷を下る。全工程4時間の散策。
映画「もののけ姫」の舞台のような、ブナの原生林が迎えてくれる。
ウグイス、ヤマガラ、シジュウカラをはじめ、たくさんの野鳥のさえずりのシャワー。
アカゲラの木をつつく音がリズミカルにこだまする森。

倒れたブナが腐り、その上にまた新しい芽がふく
森の移り変わりを目の当たりにする
人間がはいることは許されない自然の世界
雪が多いせいもあり木が根元から曲がっているのがほとんど

京都へ流れる由良川の源流
新緑のぶなの森が続く
こんなところがまだ残っていることに感謝
ハイカーも少なく、7~8人とすれ違っただけであった

朽木のあたりの人工林は非常に丁寧に整備された森林が多い
林業が丁寧に続けられていることを実感した
鹿の被害も多いようだ
実際に、鹿を目撃してしまった。
かわいいらしいのだが、地元にとっては、やっかいものかな。


2006年6月9日

多摩川源流レポート

甲府から車で塩山市を経由して大菩薩ラインにて、青梅街道に入り丹波山村の役場の横を通過し、また峠を越えると今まで広葉樹林だった山が人工林へと変わる。約1時間50分。ここは、小菅村。人口905人の東京の水源であり、奥多摩の奥の源流の地。最近までは、ほとんど出材がされないままに林業が続けられていた。
今回、ここの森林資源の活用を目的に森林認証をしながら、木材のブランド化を進め、近山運動を東電のECOサポートの元に計画している。

100年の整備された理想的な森林もある
ひのきと杉が多く植えられている
比率は4:6だそうだ
新緑が美しい

間伐が、2年前にボランティアによりなされた森林
下草も生えてきて、理想的な森林への途中

奥多摩湖へ流れ込む小菅川の源流付近
せせらぎが、人の心を癒す
日本で初めてアマゴの養殖に成功した地でもある


2005年11月22日

とよた森づくり委員会 報告2

本日10:00~15:00まで豊田市役所にて
第3回のとよた森づくり委員会が開催されました。

今日は、実際に森林所有者からの御意見を聞く機会があり、旧

旭町の2名の方を招きお話を伺いました。実際に山仕事で生計

を建てておられ、この地方では数少ない林業専従者からの意見

であり、貴重なお話を聴くことができました。

まだ今なら間に合う森の再生を確信し、私たちに何ができるの

か考えさせられました。豊田市が森林の町として、荒廃した森

の再生をしていく先駆者になれることを期待して、新しい条例

が委員会から生まれることを確信しております

森林所有者からは、明治12年に愛知県より譲り受けた証の地

券を見せていただきました。15代目といことで、300年間

森林を先祖から守っておられ、次世代の後継者も現在育ちつつ

あるとのことでした。


2005年10月7日

モリゾーとキッコロを探して(報告2)

良い森の例
間伐されて、5年経ち、下草の被覆率がほぼ100%で植林された木にもいいし、下草があることで土砂の流失もない。
まだ、30~40年程度の樹齢であるが非常にきれいに個人で手入れされた山である。

悪い森の例
一見きれいに草も刈ってあり、手入れされた畑のように見えるがよく見ると、木の根っこが見え始め、土砂が流失している。これはどうしてであろうか?戦後の林業の教育の中で、下草刈りを奨励しすぎたのではないか?持ち主は一生懸命、手をいれたのにも関わらず、不健康な山の状態になってしまった

東大の先生である蔵治氏から興味深い説明
「杉の種の下に土の柱ができている。その分だけ土が流失した証しである」「雨水は直接落ちるより、木の葉の上でたまってから流れ落ちる水滴はエネルギーが高く、余計に土砂を削る」
「下草があれば、土砂に直接雨水があたらず、土砂が流れない」

根が露出して、たくさんの土柱(山の人は土人形という)ができている根のまわり。これは実に深刻な問題である。
各地の山で同じことがおこっていると思う。

山へ行ったら 土人形があるかどうか 見てください
あったらその森は病んでます


2005年10月5日

モリゾウとキッコロを探しに (豊田森づくり 報告1)

豊田市は周りの市町村と合併して大きな森林を持つことになりました。主に矢作川という川の流域の森林で、人工林が35000haあります。これは、大阪府全体の森林よりも大きな面積です。森林は今、よくみると病んでます。そこで豊田市は学識経験者や林業関係者、NPO、一般応募者を委員として、森林再生のための委員会を設置して、条例をつくることを目的に活動することとなりました。
今日は、私の会社のある旧足助町~旭町を委員で現状把握のために見学しました。

市場に集められた原木の見学です。

今の時期はまだ木材が少なく、明日は市だというのにあまり出てませんでした。今の時期は、ほとんど林道をつくるのに邪魔になった木材が出されているようです。
大きな松が出てました

数年前の東海豪雨で山が崩れた現場です
放置したままでしたが、徐所に山が自力で植物を生やして
元の山へと復元しようとしてます。
40度以上の急傾斜に植えたのも問題があります。
山が監理できない場所だからです
歯ブラシのような木しかできてません
いわゆる放置林だから山が抜けてしまったようです

これは優秀な管理のされた森林です
間伐もきれいにされ、日もあたり、下草が表土を守ってます
85~100年の樹齢の森林です
山主さんが先祖代々丁寧に管理された山で木もすばらしかったです

たまアジサイが根元に生えており杉の適地であることがわかるそうです(森林の管理の専門家の意見)
適度な湿度があるということらしいです