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2008年12月13日

わら床畳が入りました

味鋺の家
最近は、新建材の床(とこ-芯の部分)の畳が多いのですが、昔ながらの藁にこだわってます
藁は、表のイグサを、替えていけば、50年以上使うことができます
実際に、畳屋さんが、自分のおじいさんが作った畳を代々、表替えしている家もあるそうです

藁の畳を使うときは、最近多い、ベニヤの下地ではなく、赤身のスギ板を使用します
畳が蒸れないように、呼吸している天然素材がベストマッチです

完成した和室です


2008年12月10日

御莨町の家 屋根工事中

現在、屋根工事中です
屋根は、陶器瓦
ふだんは、和瓦が多いのですが、今回は、洋風の瓦の2色混ぜ葺きです

今日は、冬というのに暖かい日で、屋根の上も快適でした
屋根職人さんは、いつも天候に左右される仕事で大変です

屋根のあるところでは、ほとんど仕事ができないわけですから
過酷な仕事だと思います

夕焼けを見れるのが特権かな
のんびり見ていることもないかもしれませんが・・・


2008年12月8日

冬の軽井沢

ショーハウス
軽井沢の別荘の第一号
ショーさんの家
伝統構法の家というか、古い木造で、復元されたようです
基礎は、独立基礎の上に土台

杉の下見板が張ってありました
基礎はどうやらコンクリート

ショーさんの礼拝堂
これも木造の洋館

旧軽井沢にある有名旅館
持ち出している梁がすごい
よく垂れずに持っているなあと関心

先週、実験を見たあとなので、ちょっと・・・・怖い

息子の少年アイスホッケー大会の合間を縫っての軽井沢散歩でした
(1回戦で同点PS (サッカーでいうPK戦) で負けてしまい時間があいてしまいましたので見学)

旧軽井沢へは初めてでした
町並みに電柱が無かったらよかったなあ
季節はずれで、閑散としておりました

ジョンレノンのよく行ったパン屋さんで、フランスパンを購入しました
泊まった合宿所の森下牧荘さんのすぐ北に、レノンが通った喫茶店もありましたが、そこは、冬場はお休みでした(残念)

イギリスへ学生時代に行ったときに、ロンドンのアビーロードスタジオまで出かけた、ファンとしては、レノンの足跡を見たかったです
(休日のレポートでした)


2008年12月5日

実大実験報告(A棟)

先週に引き続き、12/3~4と兵庫県三木市のEディフェンスにて、検討委員として実験に参加してきました。
先週実験したB棟と木組みの方法を変えての実験です

最初の写真は、加振前の状態です

多くの見学者の中で行われた公開実験です
前日に、基準法で定められた地震波を受けたあとに、神戸波を加振しました

写真は、実験後です

実験後 損傷部分の記録をします
伝統構法においては、歴史的な実験でした

多く学ぶべき点があった実験です

通し柱の部分では、鼻栓がおれて、梁を痛めませんでした

この程度の破損であれば、修復が可能です

中地震、大地震のあとに阪神大震災をうけたという想定ですので
確率はほとんど低いです

筋かいは全く入ってません

今後も、この一連の実験は続きます
ひとまず完了です

木の家ネットのサイトで映像が公開されました
http://kino-ie.net:80/kinoienews/?p=22


2008年11月29日

実大実験報告(B棟)

11/27~28
前回のブログの続きです
実大実験に立ち会ってきました

11・27は、基準法の範囲内の中地震と大地震に相当する地震波を入力して実験しました
基準法内の地震では、一部壁に亀裂が入りましたが、大きな損傷はありません
ただし、足固めの束と土台は、長ホゾで組んでありますが、コミ栓で止めないために上下方向には、動くようにしてあったために,
かえって損傷を防ぎ、力を逃がしたようで、最大で、20mmほどあがり、すぐに元にもどりました。最大の変形は、約1/40ほどでした

11・28は、多くの見学者の前で、阪神大震災と同じ神戸波100%を入れて実験をいたしました。
結果は、一部の柱が折れ、壁も一部はがれましたが、倒壊はしませんでした

その後、見学者の方が帰られてから、16:00より二回目の神戸波をいれましたが、
倒壊はしませんでした。
損傷は、初めの神戸波でほとんど壊れる箇所は壊れ、やわらかい状態になったので、ダンスをするかのごとく、受け流しておりました

今回は、実験の都合で、水平方向を拘束しましたので、もし、拘束しなければ、もう少し損傷が少なかったかもしれません
しかし、建物は元の位置からづれていたかもしれないので、この状態でもよかったかなと思いました。

来月3,4の実験にA棟にも同じことをしますので、比較ができることを楽しみにしております

時間を見て、映像もアップします

とりあえず報告まで


2008年11月26日

伝統構法住宅実物大耐震実験に明日より参加

明日12/27~28と12/3~4との二回に分けて、兵庫県三木市のEデイフェンスにて、実物大の構造実験がされます。
初日は、建築基準法で定められた範囲内の地震波、翌日は、阪神大震災を起こした神戸波をいれて、揺らします。二日目は、前日で、ある程度傷んだ建物に、神戸波をいれるので、損傷がひどくなると予想されます。最終的には、倒壊するまで、地震波を何度も入れます。
 今回の実験は、歴史的な実験でもあり、全国から800人近い建築関係者が見学にきます。
 実験の結果は、調査ののちに発表され、その結果を用いて、今後の建築基準法を伝統構法に対する規制が決まってきます。
 


2008年11月24日

杉の木 伐採見学に行ってきました

2008・11・24
東三河に木材の伐採ツアーに参加してきました
主催は、あいちの木で家をつくる会のメンバーである㈱杉生さんです
来年の秋に住宅を新築予定のMさん夫婦と材料の確認を兼ねてのツアー参加です

あいにく当日は、天気予報が雨とのことで、急遽、午前と午後の予定を入れ替え、午前中に東栄町の伐採現場へ

今回は、国道から少し入った林道を入り、海抜200mほどにある杉の木を2本山側へ伐採しました
熟練のきこりさんによる見事なチームワークで見事に木の間に倒します

倒れる瞬間の音は、「ばきばき」と
いつ聞いても申し訳なく、祈る気持ちにさせます
人の命より長く生きてきた樹齢の神宿る木を利用させていただくことは、こちらの身も引き締まります
無駄なく全部を利用したいと願います

倒したばかりの木の切り口

切り倒された杉の木の年輪をみます
みずみずしい切り口からは、杉の香りが漂います

山から製材所に運ばれた木は、ここで、無駄なく木取りされ、建築材として第二の樹生(人生?)を迎えます

倒してしまった木は、確かに植物としての命はつきてしまいましたが、今度は、私たちの家の中で、呼吸をして湿度を調整してくれます
それが、木がまだ、生きているといわれる所以です

近くの山の木で家をつくることは、山を守るだけでなく、都市への空気や水を供給してくれます。今の日本は、戦後植えた木が伐採時期となり、豊富な資源としてあります。どんどん活用しないと、逆に山が荒廃していきます。外国から輸入する木ではなく、環境保全のためにも、日本の山の木を利用してください。


2008年11月23日

瑕疵担保履行法について

姉歯問題やフューザーのマンション構造偽装をスケープゴートにして、建築基準法は、消費者保護の大目的と称して、建設業者を整理するために、国は建築基準法改正した。
その中でも、瑕疵担保履行法なる新たなる保険制度が、施行されるのが、来年の10月からである。
 この制度は、供託金を出すか、保険にはいるかの二者択一しかなく、入らなければ違法となる。しかし、急遽作った法律なので、保険にも、穴だらけの状態で、見切り発車してしまった制度である。
性悪説にたった法律は、良心的にがんばっている施工業者にとっては、はなはだ迷惑なことであり、間接的には、消費者に多大な負担を強要することとなっている。
 
 本日の午前中も、弊社が加入している「あんしん住宅保証」という会社の瑕疵担保保険の説明会に参加してきた。2ヶ月ほど前にも、国土交通省の説明会にも参加した。
 今日も、一連の説明を聞き、やはり納得できない内容の説明の繰り返し。
強制的に加入されるようなもので、入らなければ、建設業ができないのだ。
中小企業には、絶対に無理な供託金という制度を同時に説明するが、これも大手メーカーに有利な供託金の計算方法となっており、年間100棟以下の工務店には不可能な計算方法となっている。

 建設業法では、150m2までの木造住宅は、建設業の許可なしでも大工さんが建てることができることになっている。保険に入るには建設業の許可がないと加入できない。逆にいえば、建設業の許可を持っていない業者は、加入しなくてもいいということになる。

 この法律が施行されると、基準日に年二回、国土交通省に報告義務がある。
この報告を怠ると懲役の罰則まである、恐ろしい法律である。
 消費者の立場に立てば、確かに一見、すばらしいように思うかもしれないが、悪徳業者にとっては、10年間だけ持つ家を建てればいいわけで、保険が守ってくれるということにあり、いくら検査をするからといっても、いくらでも抜け道はある。

 良心的な業者は、悪徳業者の分を負担して保険料を巻き上げられるわけだ。
伝統工法の手法では、この保険の項目に合致しない部分が多々あり、現在検討中とのこと。果たして、施行までに間に合うのであろうか?伝統構法を作る大工さんや工務店は、施主との信頼関係を深く持ち、地域で責任を持って頑張っているところがほとんどである。責任をいままでもとってきたはずだから継続して、そういう仕事ができるのである。

 保険会社は、申請されたものを100%受ける義務があるにも関わらず、拒否する権利もあると主張した。

 国は、建築基準法に合致したものは、保険に適用しなさいと指導しているにもかかわらず、民間である保険会社は、自社の施工基準にあわないものは、拒否するのである。また、確認申請の不用な、都市計画以外の地域での保険適用は、審査が非常に難しいことも露呈した。いわゆる田舎で信頼関係の元に大工さんが建てている家の保険を適用させることは難しい。審査機関もなく、確認申請もいらないので、図面もまともにない。

 保険会社は、数社認可されたが、それぞれ、金額も考え方もバラバラである。
 保険の審査の委託をうけた確認検査機関も人員が必要である。
 そういう意味では、検査機関や保険会社で、雇用が創出され、新しい産業ができたと もいえる。
 
疑心暗鬼の世の中では、いい建物は建たない。
すべてが、経済優先の論理からきたことである。残念である。

瑕疵担保履行法のQ&A


2008年11月21日

上棟 御莨町の家

御莨町の家
冷え込みが一番となった秋晴れの快晴の中、本日上棟です

継ぎ手は追っ掛け大栓です

大工さんの匠の技で組まれていきます

大黒柱はヒノキの8寸角です

こちらの習慣で紅白の布を巻きます

2階の梁が入ります
梁の下には、差し鴨居が入り
開口部の強度が増します

完成すると外観は洋風のレンガタイル張りとなります
構造は同じでも、洋風、和風は仕上げで雰囲気が変わります


2008年11月17日

川越(木の家ネット総会報告)

このブログの所属している木の家ネットの総会に今年も社員一同と息子と参加してきました。
川越へは、初めて訪れましたが、小江戸といわれるだけあって、見どころがいっぱいでした。

11/15 (土)
名古屋を5:20に出発し、中央道~関越道を通って川越へ10:00に到着しました。
さっそく、集合場所の亀屋山崎茶店の茶陶苑 の蔵に集合しました。

午前中は、街歩きで、江戸時代から残る町並みや蔵の中を、ご案内いただきました、行政と住民が一緒になって町を誇りに思いながら、大切に守っていることが実感できました。

午後よりシンポジウムを行い、会員以外の一般の方も多く参加されて、盛況に開催されました。
テーマの「未来に住み継ぐ木の家づくり」にぴったりの講演と会場との一体感のある内容でした。

コーディネーターの赤堀さんの上手な進行で、楽しく参加しながらお話を聞くことができました。

11/16 (日)
午前中は、木の家ネットの総会を行い、午後より、前日に引き続き、町歩きに参加しました。3時間ほど町の重要な遺産を巡る散歩でした

写真は、明治にできた織物市場です。
無法松の一生の映画の舞台にもなった場所です
住民の力により、マンション開発されるところを守り、市の文化遺産として保存されることになっています。まだ、未整備の段階ではありますが、やがて、当時の面影を取り戻し、貴重な資料館となることでしょう

充実した二日間でした
また、たくさんのヒントをいただき、日頃の仕事にも大変なプラスになる旅でした
このような伝統構法をちゃんと残していける建築基準法の整備が必要と深く感じました